【CBC賞2023】レース回顧
レース展開
スタートでヨシノイースターが出遅れる。好スタートからジャスパークローネがハナを奪い、テイエムスパーダ、サンキューユウガ、マッドクールが続く。エイシンスポッターとヨシノイースターは後方を追走。直線に入ってもジャスパークローネの手応えは衰えず、開幕週の優位性を生かして逃げ切った。3番手を追走していた格上挑戦のサンキューユウガが2着、2頭の後ろを追走していたスマートクラージュが3着。追い込み馬は不発で、1番人気のマッドクールは直線伸びず8着。前残りで波乱の決着となった。
上位馬回顧
1着 ジャスパークローネ(事前C評価)
前走のしんがり負けから文字通り一変し、開幕週の馬場を最大限に生かした逃げで重賞初制覇。絡まれずにマイペースで逃げられればしぶとさを発揮することを証明した。今後も好走するにはマイペースに逃げられるかどうかに尽きる。
2着 サンキューユウガ(事前C評価)
道中は内目の2番手の絶好位を追走。格上挑戦ながら、ジャスパークローネ同様に最後まで止まらず、展開にも恵まれて2着を確保した。
3着 スマートクラージュ(事前B評価)
道中は好位を追走。直線で前の馬が壁になって追い出しが遅れるも、進路を確保してからはしぶとく伸びて3着。上位馬の中では今後最も安定して走れそうだ。
マッドクールについて
スタートから4番手を追走。4コーナー入るまでの手応えは悪く無いように見えたが、直線に入って追い出しても伸びず、ラスト1ハロンで完全に止まってしまった。鞍上の坂井瑠星も目立ったミスがあったようには見えず敗因が不可解であり、今後のGI戦線に向けて、大きな不安が残るレースとなってしまった。次走も人気になると思われるが、疑ってかからざるを得ない。