【ユニコーンS2023】レース回顧

レース展開

スタートからニシノカシミヤが他馬を引き離しての逃げを打ち、サンライズジーク以下は一団。抜群の手応えで直線を迎えたペリエールがサンライズジークを交わして一気に抜け出し、3馬身突き離しての快勝。タイムも1.35.0とここ5年と同等のタイムを記録し、ハイレベルな3歳ダート路線の頂点を狙うに相応しいパフォーマンスを見せつけた。

上位馬回顧

1着 ペリエール(事前A評価)

スタートから中団でレースを進める。直線では外の馬に少し進路を塞がれるも、サンライズジークが抜け出した後に外に進路ができ、そのまま余裕ある手応えで交わして突き抜けた。レース後の陣営のコメントから、レース後は秋に向けて休養に入るとの事で、秋以降は主にダートのマイル路線での活躍が期待される。

2着 サンライズジーク(事前A評価)

スタートからニシノカシミヤの2番手を追走。直線でニシノカシミヤをあっさり交わすも、一頭強い馬がいての2着。澱みのないペースを残ってのもので、ペリエールとの差はあったものの、中身は濃い。

3着 ブライアンセンス(事前B評価)

道中は中団のやや後ろを追走。直線で外目に出してからはジリジリと伸びての3着。目立った不利もなく、現状は前の2頭とは差があった印象。まだ2勝クラスの馬であり、自己条件から成長を促しながらとなりそう。

次走以降の注目馬

5着 グレートサンドシー(事前A評価)

直線の途中まで3着は確保できそうな脚色だったが、最後の100mでパタっと止まってしまい、ブライアンセンスやメイショウモズに交わされてしまった。実績が示す通り、1600mは1ハロン長く、ベストは1400mか。次走は1400mなら有力も、1600m以上ならまず距離面で疑ってかかりたい。

8着 ニシノカシミヤ(事前B評価)

抜群のスタートから、他馬を少し引き離し気味の逃げを打つ。2〜3馬身程離して直線に入るも、ラスト200m程で後続に捕まってしまった。一方で、スタートからの1200mを1.09.9、1400mを1.22.6で駆け抜けており、スピード能力はかなりのもの。1200m〜1400mの短距離ダート路線ではかなり出世出来そうだ。


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