日記(2020年10月15日木曜日)

 授業が三限からだったので9時ごろに起きた。学校の近くに住んでいれば昼前まで寝ていられるんだろうけれど、通学に2時間かかるのでかなり早めに起きていないといけない。大学周辺の物件を探しているんだけれど、結構家賃が高くて月収6万円のぼくには到底借りるのが厳しいものばかりで辛い。四畳半裸電球風呂なしトイレ共同とかで全然構わないので月2万円くらいで住める物件があれば良いのに。

 長い通学時間の間に、『ニック・ランドと新反動主義』『ハムレット』を読んだ。前者について、これは以前から気になっていた加速主義、暗黒啓蒙について簡単に解説した新書。いつだったか東浩紀がニコ生の個人放送で、思想に興味があるとかいうんだったら『現代思想』で取り上げられてるトピックくらい知ってろよ、みたいなことを呆れながら言っていたのでとりあえず読みやすそうなモノを手に取ってみた。ニックランドについては「理論武装したネトウヨ」くらいの認識しかなかったので、ニーチェやドゥルーズ&ガタリを読み込んだ末にああいった思想に行き着いたという経緯があったことは知らなかった。彼がクトゥルフ神話やアレイスタークロウリーにどっぷりハマって、宗教めいたグループを作っていたというエピソードも面白かったし、彼やその周辺の人たちの思想に影響を受けたクリエイターたちがVaporWaveを始めたという話も初耳で、とても勉強になった。後者について、誰もが知っている名作、というものにあまり触れてこないような浅い人生を送ってきたので最近そういったものを読み進めていて、その活動の一貫として読んだ。そもそも世界文学(戯曲も文学なのだろうか? 無教養なのでわからない)が本棚に置かれているような文化的な家に生まれなかったので、そこをコンプレックスに感じている。ステハゲが祖父母の家で動画を回していたとき、本棚に分厚い全集がたくさん並んでいるのを見て結構ショックを受けたくらいには気にしている。ぼくの家にはぼくの本棚を除くと、本屋大賞みたいな小説(主に母の持ち物)や馬鹿みたいに字のでかいビジネス書(主に父の持ち物)くらいしかないし、まして祖父母の家となると、一冊も本が置かれていない。あんまり身内の悪口を言っていると気が滅入ってきたのでこの辺でやめておく。

 以上がぼくの楽しい1日についてのお話でした! この動画が気に入った方はチャンネル登録とグッドボタン、よろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?