「ノスタルジーの墓荒らし」2022年6月2日

・うごくメモ帳の全作品のアーカイブが海外勢の手によって完成させられたと某掲示板で話題になっていた。

・作品をみて当時の空気感に触発されたのか、その頃の色んな懐かしい記憶が沸々と湧き上がってきた。それはその場に居た人達も同じだったみたいで、書き込みの勢いが絶えず自分も数時間張り付いて昔話に花を咲かせた。懐古ってたまにやると非常に気持ちがいい。

・うごくメモ帳が流行った時期は、自分たちの世代だと黒歴史とか中二病だとかが蔓延するような時期だったので、まぁ当然というかダメージを受けている人がたくさんいた。例に漏れず自分もそのうちの一人だ。創作活動こそしていなかったものの、居ついていたジャンルがそもそもひどいとか、どういうものを好んで観ていたとかだけでも致命傷を負うレベルの羞恥だった。

・同時にノスタルジー的な気持ちも浮かんできた。作家の名前だけ憶えていた作品も残らずアーカイブされているので、見返しかったけれどネットの中に消えていった作品をもう一度目に出来たのは非常にありがたかった。

・その頃のネットって自分の中ではうごメモがほぼすべてだったし、確実に今の自分を形成する一部となっている筈だ。そういう意味では自分の原点に立ち返る貴重な手段かもしれない。

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