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【学習スタイル】~正解の無い自由研究が与えてくれる事~

朝晩とめっきり涼しい日が増え、初秋を感じる日々ですね。
今年の夏はどこに行く事も出来ず、ただただセミの鳴き声だけで夏を感じでいたように思います。

今年の夏休みは例年に比べて2〜3週間程短かったとか。
その為か、私の10歳になる甥っ子も毎日を全力で遊んではその様子をLINEで報告をしてきておりました。

夏休みと言えば…皆様は夏休みの宿題は先にやる派でしたか?それともギリギリ派?
私はというと、先に終わらす派でした。
理由は単純な物で、宿題を先に終わらせ心の負担を無くして思い切り夏を満喫したかったから。
しかし毎年毎年の「自由研究」
自由…あまりに決まりが無さすぎて入口も開く、ドリルやあさがおの観察日記とは違い、子供ながらに非常にハードルを高く感じ「だれか決めてくれないかな…」と、頭を抱えてました。
読者の中でも共感して下さる方もいらっしゃるのでは…?

しかし、そんな私でも一度だけ県から自由研究の部門で賞を頂く機会が…‼︎
何とも奇跡。
内容は確か「カタツムリの色彩判別」だったと思います。
雨上がりの日にベランダに居たカタツムリを見て「カタツムリって色を判別するのかな?」
と疑問に思い、実験をスタートさせた記憶があります。
今思うと子供ならではの視点だなと思います。

大人になった今思う事は「自由研究」とは、自由なので正解は無い。
個のカラーを全面に出せる絶好の場。
あまり勉強は得意ではない…けど、誰にだって気になる分野や興味や関心はありますよね。
そこを掘り下げ、自分で計画し、プランを練る。そして独力で調べ学ぶ。
時にはスムーズに行かない事もあるけれど、その工程に意味があるようにも感じます。

ところが先日、ある雑貨屋に行き、ふと目に入ってきたのは「自由研究キット」
それなりのクオリティの高さ。
何て便利な世の中になったのだ…‼︎
ズルイぞ!ズルイぞ!
と心で嘆きながらも、形だけの提出よりもっと子供の意欲を尊重していける場が増えればいいなと同時に感じました。


そんな事に思いをはせていたある日、甥っ子から1通のお便りが。
そこは自ら考えた「自由研究の調査報告」

テーマは「南極」

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一枚の画用紙にビッチリと情報が詰められていました。

ほ〜〜う‼︎なかなか面白い。
彼が送ってくるのは基本的に「褒めて欲しい時」
なので、結構自分なりに自信作に仕上がったのだと思います。笑

そう言えば、昔からよく南極というテーマで絵を書いていました。

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(※行った事の無い南極の彼なりのイメージです。笑)

…何で南極なの?
視点が不思議だったので聞いてみた所…
「パパに買って貰った地球義!色々な国を見て、いつか南極に行ってみたいと思った」
のだそう。
確かに以前、パパに地球義を買って貰い、とても喜んでいる姿を覚えています。
シンプルな回答だけど、腑に落ちました。

なるほど…。
子供っていつどんな時に興味や関心を抱くか分からない。日常生活に転がっているものだからそれを周りが察知してサポートしてあげたらなと思いました。
項目は…

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から始まり…


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そして様々な実験の報告書!

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個人的には最後に「クイズ」を設けているのが面白いなと感じました。

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Q基地にいる人は必ず金曜日にカレーを食べます。それは何故でしょうか?
A:テレビも無く、曜日が分からなくなるので目印の為に金曜日にカレーを食べる

Q基地にはお医者さんとコックさんは何人いるでしょう?
A:2人。だからコックさんやお医者さん以外の人も、そのお手伝いをするそうです。

私は、まず基地の人が金曜日に必ずカレーを食べる事さえ知りませんでした。笑


子供の脳とはとても素直でスポンジのように柔らかく、五感をフルに日々多くの事を吸収しているように感じます。
いつか子育てをする日が来たら、子供のやる気と潜在能力を引き出していけたらと思う瞬間でした。

さて、私の長い前置きはさておき、これから自習ノートでは「学習」という方面で「学習勉強ノート」「受験生スタイル」「ノート活用アイディア」などにも着目して色々特集していく予定です。
あの人の勉強スタイル、書き方、こだわり…色々と迫ってみたいと思います。
「ここ知りたい」ってありましたらお気軽にコメントもお待ちしております。

ではまたお会いしましょう!

By自習ノート一同

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