2023.9.24

今日のまぶたの裏。青い光がキラキラと走っていました。水族館にある一番大きな水槽のなかの、鰯の群れのようでした。

離人が悪化している。
人に物を渡す手も、ページをめくる指も、ブラシで撫でる瞼も、つるつると滑って実感がありませんでした。以前にしたことがあるから、体が覚えていたからしているだけ。わたしの意志などありませんでした。刃物で爪の先が削れてしまっても、それをヤスリで整えても、夢か、誰かの想像の中の出来事でした。

冬の冷たい空気が好きなのは、いつも怠けてばかりいる自分が、少しだけピシッとできる気がするから。

夏は、いつまでも溶け切らないで残ってしまうから、嫌い。

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