[モバイル&サウンド74]〜チャック・ベリーから学ぶパワー・コードのルーツ!?
今回の[モバイル&サウンド]は、ロック・ギターの代名詞的!?な「パワー・コード」のルーツ的な話。
パワー・コードのルーツ!?〜ロックンロール・リフ
エレキギターをフューチャーした「パワー・コード」の曲で印象に残るってのは。。。個人的には1960年代以降ってイメージなんだけど、ロックンロールのリフって、その変形。。。いや、逆!?になるのか。。。そのルーツ的なものになる!?
音の要素的にはパワー・コードも入ってるけど。。。個人的には「ロックンロールのリフ」って捉え方をしてる。
ロックンロールって言えば。。。チャック・ベリー/ジョニーB・グッド。
さて。。。例によって!?。。。CDEFGABC(ドレミファソラシド)は、基本2ポジ/ EFとBCは1ポジ移動。
で。。。この曲は。。。コードが Bb / Eb / Fのスリー・コード。コードは3つだけ。
フラット・・・つまり、指板上ではBを1ポジ低い方に移動ってことなので、コードのルート(基本)は6弦6フレット。
下のショットでいうと、バッキングは。。。
6弦 6 6 6 6
5弦 8 8 10 8
っていうような「タタラタ・タタラタ・・・」ってフレーズで、パワー・コードの形を基本に「ラ」ってところだけ小指で10フレットを押さえて弾く。
このリフが独特のロックンロールのノリを生み出している!?
このフォームで、矢印の Eb、Fのポジションにそのまま移動する。
初心者にとって。。。これの難しいところは。。。6フレットから10フレットと。。。かなり指を開くこと。
なので。。。10フレットを押さえる音はスキップして、シンプルにパワー・コードを「タタタタ・・・」ってやるだけでも十分楽しめる。
Bフラットなら5弦の1フレットを基本にしても。。。ってのは指板上では言えるけど、ギターのフレットはロー・フレットほど幅が広くなってしまうし、Eフラットも出てくるので、いきなり1フレットから6フレットに飛ぶことに。。。って難易度が増すようなポジション取りになってしまう。。。
50年代ロックンロールにはフェンダーのツイード
この曲のギター・サウンドは歪んではいるけど、時代が時代なので。。。アンプの歪みはそれほどでもない。
1950年代のメジャーなアンプって。。。フェンダー一択な状況。この時代の黄土色の「ツイード生地」に覆われたアンプ・サウンドは、独特の「味」を生み出している。
さらに、ローファイなレコーディング・テクノロジーも相まって、こういう「音」になっている。
この時代の状況をよく表している映画のワンシーンが。。。
”BACK TO THE FUTURE”
に出てくる。
ステージの端でチラチラ映ってて、えーっと。。。5分12秒あたりで。。。
バーン!
って蹴飛ばされてるのが、フェンダーのツイード・アンプ。。。
チャックがどんどん。。。アクションがジミヘン!? or タウンゼント or パンク!?な感じ、フレーズがヴァン・ヘイレンになってしまって、誰もついてこられないという。。。(笑
リフの話に戻ると。。。このリフをどういう感じで弾いてるのかってのは、マイケル・J・フォックスの歌い出しからのバッキングの手の開きや小指の動きが参考になる(サントラのギターは彼ではなかったはずだけど。。。)。
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