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[モバイル&サウンド 57]〜ギター・アンプの3種類のサウンド

今回の[モバイル&サウンド]は、GarageBandのアンプ・シュミレーターとBOSSのテーブルトップ・アンプ"KATANA MINI"を使った3種類のギター・アンプ・サウンドについて。

その前に。。。

前回取り上げたオレンジ・アンプの電池駆動チューナー付ミニ・アンプの”MICRO CRUSH”は、「音質的」には。。。って話だったんだけど、後継機の"CRUSH MINI"って仕様が変わってるようで、YouTubeで音聞く限りでは激変!?のクオリティ・アップしてるような印象なので、手に入れたら改めてレビューを予定。


3種類のアンプ・サウンド

手元にあるもので、「電池駆動で音質的にも最低限のレベルをクリア」してるってことだと、1万円ぐらいで買えるローランド系のBOSSの"KATANA MINI"か。。。

インプットにはワイヤレスのレシーバーを接続

ギターアンプのサウンドは、大まかには「クリーン/クランチ(軽い歪み)/ハイゲイン(激歪み)」のキャラがある。このKATANA MINIは、その3種類のサウンドを切り替えるスイッチが付いている。

ただし、パネルには。。。ハイゲインは「BROWN」と表示されてる。


GarageBandとMVでアンプのイメージを掴む

イマドキのアンプはこのKATANA MINIのように1台で「クリーン/クランチ(軽い歪み)/ハイゲイン(激歪み)」をカバーしているものも多いけど、元々は色々なメーカーのアンプ/タイプのサウンドがあって、それらをベースにしていたり、影響を受けていたりする。

なので、そういったアンプの成り立ちや時代と代表曲〜特に1950ー1990年代辺りの洋楽〜を押さえておくと、曲作り/サウンド・メイクに役立つ。邦楽は。。。ミュージシャン&アンプの「体系的」資料・情報がほとんどないのね。。。

以下は、iPad版GarageBandのアンプ・イメージとそのサウンドがフューチャーされたオフィシャルMV。

1。フェンダー・ツイン・リバーブ

ゲインを上げても歪まないクリーン・サウンド。

・ビーチ・ボーイズ/サーフィンUSA
バッキングだけでなく、1分50秒ぐらいからのソロもパキパキ!?のクリーン。


2。マーシャル 1959

クランチ・サウンドの代名詞。これをカスタマイズしてオーバー・ドライブ・サウンドを構築しているギタリストも多くいる。

・レッド・ツェッペリン/天国への階段(ライブ)
改めて聴くと、ジミー・ペイジの音は思ったほど歪んでない。。。曲が長いので、ギター・ソロから。


3。メサ・ブギー・トリプル・レクチ・ファイヤー

ハイゲイン・アンプの代表格。見た目から「メタル」なサウンドを連想出来る。

そのまま。。。メタリカみたいなサウンドだけど。。。

KATANA MINIで”HIGHGAIN"とせずに敢えて"BROWN"と記した意図は。。。!?

通常、ハイゲインって言うと。。。このメサ・ブギーのこのモデルがアタマに浮かぶんだけど、「ブラウン・サウンド」ってのはヴァン・ヘイレンのアンプ・サウンドを指す。

エディーは初期はマーシャル1959をカスタマイズしてハイゲイン・サウンドを生み出していた。後期はピーヴィー、後にフェンダーと提携したシグニチャー・モデルな「5150」のアンプを使っていた様子(ヴァン・ヘイレン・フリークじゃないので、あまり詳しくない。。。)。

なので、サンプルはメサ・ブギーじゃないハイゲイン・マーシャルのこの曲。
・ヴァン・ヘイレン/ユー・リアリー・ガット・ミー



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