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[モバイル&サウンド 55]〜ギター・ストロークのアクセントとドラム・フレーズ

今回の[モバイル&サウンド]は、ギターの右手=リズム=ストロークに関するトークのさらなる続き。

ギターの話なのに「なぜトップ画像がドラム?!」ってのは、「リズム面」で密接な関係があるからってのは。。。これまでのnoteの流れから察しがつくかと。。。

「GarageBandのビートシーケンサーの16分割グリッドのショットからリズムを理解する」ってのは、今回ももちろん基本イメージなんだけど。。。

「刻み」に加えて「アクセント」も絡めた話をするには、ドラムセットのサウンドと連動させた方がより「ノリ」的なことも体感出来るんじゃないかということで、以下の動画はMacのGarageBand上でMODO DRUMを叩いたもの。

あくまでも、ドラムがロック的!?、軽く歪んだ(クランチ)エレキギターのJISAIONE的サンプルで、これが唯一のパターンということではないですが、「アクセント」が大事なんだってことを意識していただければ。。。


スネアとキックでアクセントを意識

この動画前半では、ギターを左手でミュートして、16分割グリッドのうち8つをストロークして、アクセントのあるスネアのタイミングを「強く」ストローク。分かりやすいように、Eのパワーコードで音も鳴らしている。

さらに、動画の音からは分からないかと思うけど、意識としては。。。キックのところは「やや強く」ストローク。他のハイハットと連動した部分は「普通」にってニュアンスで弾いてる。

みたいな感じで。。。要するに。。。「ズン!・ダン!!・ズン!・ダン!!」ってフィールを体感しながら弾く。

ただ「ジャカジャカ・・・」ってストロークするだけより「メリハリがあってノリ」を感じることが出来て、リズムも取りやすくなるはず。。。

アクセントが分かりやすいように。。。動画では音を出すのがミュートの合間に混じってるけど、練習ってことだとミュートのみ、音出しのみでも全然かまわない。

アコースティック・ギターがメインのソフトな曲だと、ドラムのスネアも「ダン!!」じゃなくて、「トン」って感じになるので、「キック部分をやや強く、スネア部分はちょっと強く」みたいにアクセントのニュアンスも変化したり。。。


小節オワリとアタマをくっつける

動画の後半は、小節オワリとアタマをくっつけるシンコペーションをしたもの。

・小節オワリ=赤 アクセントを付ける
・小節アタマ=黒 弾かない

「12345678」「12345678」のストロークは、音を出す/出さない関係なく、「ダウン/奇数」「アップ/偶数」のストローク。なので、赤部分も黒部分もそれに従ったストロークをしてる。

シンコペーションはとりあえず、知識的なことだけでって初心者の人はOK。

ここで取り上げたのは、AIボーカルのフレーズのアレンジの仕方で「シンコペーション」って話をしたからでってことで。。。



DAWソフトでストロークを表現出来るのか!?

DAWソフト付属のギター音源等が「イケテナイ」って場合、音源がサンプリングされたものじゃなく合成音だったりするのも理由の一つだけど、ベタ打ちで「アクセント」がないってことも多い。

それに加えて今回取り上げた「ストローク」ってのは、「ダウン・アップ」してて、弦を弾くタイミングが厳密にいうと違うわけで、6本の弦をダウンする「654321」とアップする「123456」では出てくる音も違う。

そういうニュアンスまで「打ち込み」で。。。ってのは非常に難しく、ギター音源系のプラグイン・ソフトを「ボーカロイド」のような呼称はないけど、仮に「ギタロイド」と呼ぶなら、「ギタロイド」は「ギタロイド」のリミットがあるってのが個人的な印象。

でも、最近のAI系の進化を考えると、さらに進化してはいくのでしょう。。。

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