朝日新聞「それぞれの最終楽章」④死の3人称
人の死について、一番切実に考えていた頃の記事です。
「妻への十戒」本文の中ではジャンケレビッチの有名な「死の人称」について、もう少し詳しく触れています。
「1人称の死」は自分自身の死。「2人称の死」は最愛の人の死。「3人称の死」は他者の死。
この「2人称の死」(愛する者の死)については、R・A・グロルマンは
「愛児を失うと、親は人生の希望を奪われる/配偶者が亡くなると、ともに生きていくべき現在を失う/親が亡くなると、人は過去を失う」(グルマン「愛する人を亡くした時」)
これは、キリスト教文化圏の考え方で、説明はされても、やっぱり納得はできませんでした。
私自身がどう考えたかは、デジタル版と共に明日――。
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