阿部寛は上田次郎役が一番好き

ちょっと見てください

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当時めちゃくちゃトリックにハマっていてこの表紙を見ただけで
とんでもない興奮を覚えたことを、あのドキドキを未だに思い出せます。


何の話かというと、中学生の頃買ったうちの1冊。

当時の小遣い2000円。

たった文庫本1冊買うだけで少し背伸びしたような冒険気分を味わえました。


高校生になってからは通学時間や1人のとき本を読んでいました。

通っていた高校は電車が1時間に1本。

確か冬の帰り道、寒いので囲いのある階段に座って本を読んでいました。


コツコツ…


誰か来たなーと思っていると同じ学年のマドンナでした。

マドンナって古いな。学年で一番かわいい子でした。


マドンナ「あー◯◯ちゃん」

私「ああ」
(仲悪くは無いけど良くも無いので名字でも名前でも呼べない)

マドンナ「何の本読んでるのー?」

私「あー◯◯だよー」

マドンナ「知らんわー出版社どこ〜?」


出版社!?


え!どこの本を読んでいるかもしかして審査される!?
なんて驚きつつ表紙をめくり確認しました。


私「講談社って書いてあるね」

マドンナ「講談社?知らんわー」


講談社を、知らない…?

講談社を知らないってどうゆうこと!?


私の口から出た言葉が講談社じゃなかったかもしれない。


もう一度、言ってみようか。

もう一度、言ってみよう。


「講「私電撃文庫しか知らなーい」


電撃文庫しか知りませんでしたー。




いつも誰かと帰ったり誰かが駅にいた。

あの日、どうして1人だったのか、未だに思い出せません。

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