59、出会って半年で国際結婚

フィリピンの後は台湾にも10日ほどいく旅程を立てていたのでセブの空港までチャイさんに見送りに来てもらった、しかしチャイさんはもうちょっと一緒にいて欲しいというものだし、改めて考えたらもはや台湾にもいく必要ないなと思って、ご両親や友人を紹介してもらうことを約束してもらった上で、せっかく空港まで来ていながらもその航空券を破棄した。こんなことは初めてだった、今まで旅先でちょっとした恋愛になったりしたこともあったけれど、それでも僕はその場で沈没することもなく旅が優先だったものだから。ちなみに電子チケットが普通なので『Fuck off ticket!!』とか言ってドラマのように持っていた航空券を破り捨てるようなカッコつけた事はできなかったw

その後、日本に帰り、夏シーズンが終わり、秋ごろにチャイさんを日本へ招待した、フィリピン人の彼女を日本へ招待するってのは中々手間の掛かって大変なことだった、チャイさんの職場でも休みをアレンジしてもらい、ビザを手配するのも楽ではなかったし、ビザを持ってしてもフィリピン出国の際に入管の職員に止められていちゃもんつけられて、飛行機が飛び立つギリギリまで日本に来れるかどうかもわからなかったほどだった。

だけど何とか無事に日本へ招待することができた。彼女にとって生まれて初めて海外、まさか自分が海外に行くことができるなんて思ってもいなかったんだって。しかもそれが一度行ってみたいと思っていたお茶畑の広がる村であり日本の山奥の集落のディープな体験。

彼女が滞在中に一緒にゲストハウスとしてお客さんを迎え入れたり、九州をぐるっと車で一周回ったりもした。全部車中泊だったんだけどそれに対して一切の不満も言わないのが本当にありがたい。

そしてその冬は結婚の手続きのためにフィリピンへ飛んだ。


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