アメリカの会社に入社。時給8.5ドル

インターンを経てニューヨークのスタートアップに入社。「いいニュースがあるの。8.5ドルで雇ってあげれるよ」と言われました。舐めんなと思いましたがまぁ経験だと思って入社しました。今思えば大学院卒をよくそんな給料で雇えたもんだと。16kの年収。典型的な外国人の足元みたオファーだった。今思えばそのまますぐ日本で就職しておけばよかったのかなと思う。ダウンタウンの松本が以前行っていた田舎から出てきたホステスの理論と同じで「今はまだ帰れない」と勝手に思っていた。

今日であれば外国人(日本人はあまり聞かない)でもいきなり100k近くでテック企業に雇われたという話はごろごろです。しかし当時から外国人がアメリカ企業に入社するというのはとても難しかった。だって優秀なアメリカ市民が山といるのにわざわざ外国人雇うメリットがない。

私はデザイナーで見せるものがあったからまだよかったんだと思う。基本こちらはコミュニケーションが命である。伝えなければいけない。アメリカ人でもさらに伝える能力の高い人が活躍する。さらに他の外国人と違って日本人にはサポートするコミュニティーがない。インド人も中国人も韓国人もロシア人もそれぞれコミュニティーが強く、お互いを支えているように感じる。日本人だけが何故かに日本人を避けようとする。自分は他の日本人と違うとでも言いたいのか。

結果、私のこれまでの就職はアジアの兄弟たちに助けられてきたように思う。雇ってくれたのはフィリピン系、韓国系、台湾系、中国系のマネージャーたちだ。リクルーターもアジア系の方からの方がインタビューに繋がることが多いい。

私はこの25年ずっと米系の企業で働いている。お客に日本の会社があったことも、日本人の同僚がいたこともない。私の日本語や日本文化のバックグランドが役になったことは一度もない。ただ周りにはアジア系も多く特にどうとか思ったことはなかった。

いつか日本に関わる仕事をしたいと思っている。いつも思っている。日本を行ったり来たりできるのが目標だ。日本での就職も考えたことあるのだが日本は給料がすごく安いので断念せざるを得ない。

またアメリカでの就業経験を書いてみようと思う。

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