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トゲアリの寄生


トゲアリの寄生にコブ式圧縮は実績からして大変有効な手順だと思います

ただクロオオアリ女王同士のペアリング
では私はこの方法は使っていません

ということで多雌ペアリングを応用した
別方法を差別化で考案しました

先ずは9月中旬トゲアリを採取します

その後気温の下がる10月中旬まで待機させます

クロオオアリの多雌ペアリングでも気温が高いと攻撃性が高くなり難しくなります

またクロオオアリのペアリングも採取直後でなく待機させるのと似ていますね

室温が20度位の陽気になったら寄生を
行ないます

クーラーボックスに冷却材を入れて10〜15度位の環境に寄生先のクロオオアリコロニーを入れます
ワーカーは20匹くらいです

動きが静かになったらトゲアリ女王を入れます

2,3日冷却材を交換しながら様子をみます

その後室温に戻して様子をみます

次は筋肉痛スプレーを使います
これもクロオオアリの多雌ペアリングで使用しています

筋肉痛スプレーを綿棒に吹きつけ湿らせます

そして過剰にグルーミングするワーカーや威嚇するワーカーの触角を綿棒に触れさせます

威嚇が酷い場合には全ワーカーに行います

ワーカーは匂いが麻痺して混乱しますが暫く経つと落ち着きます

この状況でトゲアリの匂いも識別できなくなり威嚇がおさまることを期待します

それでも威嚇するワーカーはしかたないので廃除します

今年はこの方法で手応えありました

来年は準備を万全に行いもう一度試したいと思います

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