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仕事全振りの罠【書評:嫌われる勇気】

今回読んだ本は「嫌われる勇気」です。

この本を読むのは2回目になりますが、前回いつ読んだっけかなぁと調べてみたら、約4年ぶりでした!

そんな前だった!?と思いつつ、あらためて読み返しましたが、久しぶりに読んだ感想としては「前回読んだ時に学んだことが、体現できてる!」です。

「横の関係」を意識する

初めてこの本を読んでから半年ぐらいは頭の隅に「嫌われる勇気」が存在していたことを覚えています。

よく覚えていた内容としては、
・課題の分離
・「原因論」ではなく「目的論」で考える
・「縦の関係」を作らず「横の関係」を作る
・他者貢献をする
・自分たちは他者の期待を満たすために生きているわけではない

その中で「しっかり体現できてるな」と思ったことは、「周囲の人間に対して縦の関係を作らず、横の関係を作る」でした。

そう思えたのは、家族の存在です。

当時「嫌われる勇気」を読んで数ヶ月経ってから、子供を授かったことがわかり、「子供に対して縦の関係を作らず、横の関係を築こう」ということを自分の中で決めていました。

今現在3歳近くになった子供ですが、会話の中でも「えらいね」「良い子だね」といった褒める言葉は使っていません。

感謝の言葉や「お片づけしてお部屋綺麗になったね」と言ったり、叱る際にも自分の価値観を押し付ける言動や、自分の都合に合わせて行動制限しないことを意識しています。(たまに公衆の場でギャンギャン泣き喚いても、周囲の視線を気にかけた行動はしないようにしているので、結構目立つことが多いですが・・・)

子育てはモンテッソーリ教育に関する本を読んだ影響もあったかもしれませんが、久しぶりに読んで「ちゃんと本の内容が活かされている」と実感することができました。

週に1冊、子供と絵本を一緒に読む

今回読んで決めたアクションプランは「週に1冊、子どもと絵本を一緒に読む」です。

「嫌われる勇気」と関係がある?と思うかもしれませんが、本の終盤に下記のような事が書かれていました。

「仕事」とは、会社で働くことを指すのではありません。家庭での仕事、子育て、地域社会への貢献、趣味、あらゆることが「仕事」なのであって、会社など、ほんの一部にすぎない。会社の仕事だけしか考えないのは、人生の調和を欠いた生き方です。

嫌われる勇気

私は4月から転職をして新しい職場で働き始めました。

現在の職場は前職と圧倒的に環境が異なり、かなり多忙を極めています。

子供が起きている時間に帰る日が減り、土日も仕事をしています。(前提として入る前からこうなることは分かっていた上で転職しています)

正直今年は仕事第一で、家庭はパートナーに全て任せるぐらいの気持ちでいましたし、家族にもそれを伝えていました。

とはいえ休日がゼロになるわけではなく、日によっては子供が起きている時間に帰れる時もあります。

この本を読んで気づきました。
私は仕事を言い訳にして、家庭の仕事はしないという目的を持っていたのかもしれない。。。

たとえ以前より家族と接する時間は減ったとしても、自分が家族にできることはあるのではないかと。

ということで、今日は午前中は家族で近くの公園にお花見に行きました。

そして夕方に再度お出かけをして図書館へ行き本を借りて、お家で子供と一緒に絵本を読みました。

普段は別々に寝ていますが、久しぶりに一緒に寝て、いつもより濃い時間を過ごす事ができました。

一番甘えやすい家族に対しても、しっかり他者貢献していこうと改めて感じさせてくれた一冊でした。

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