都落ち

2022年2月に会社を創立しました。
スポンサー側の経営者が9割の持株で、自身が1割。
これの意味がわからず説明もなかったが、あまり怪しまずに承諾しました。
株券の発行はありません。

そして現在。
株主総会という形で、僕は解任され、そのまま強制解雇となり無職となりました。

これまでのプランが全て水の泡となってしまいました。
夢を見て高みへ走り抜けましたが、イカロスのように地に落ちました。

それはそれで、自分に才能がなかったことと諦めがつきました。
中途半端に人生経験と社会経験があり、中途半端に人より頭が良く、中途半端に根性があったせいで、「自分はデキル！」と信じてしまいました。

これからはそばにいる人と平穏な暮らしができるよう尽力しようと思います。
もともとその小さな幸せから始まった第二の人生。
やはり真理は正しく、思い上がらぬよう正しい絶望を与えられました。

人生にとっての「成功」とは何なのか？
それを噛み締め、また1歩1歩、ゆっくりと歩んで行こうと思います。

そして土台ができたら、現状に見合ったものを掴み取ればいいと思います。

とりあえず3ヵ月ほど、頭を冷やすためにバイトをやりながら、日々の小さな幸せを噛み締めるつもりです。