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在宅勤務で「長く」働き続けるために必要なこと。もうすぐ5年となる経験を元に。<(1)孤独との付き合い方>

リモートオフィス、リモートワーク、テレワーク、在宅勤務、いろいろと用語がありますが、私が仕事をするのは自宅でだけなので、この中で在宅勤務という用語を使っております。

ただ、オフィスに出向いて仕事をしていない、という点ではいずれも変わらないと思いますので、どの用語に関心を持って来られた方でもご一読いただければと思います。


さて、私目線の若干の偏見が入っているかもしれませんが、在宅勤務という働き方は、内向的な方や人間関係をイチから築くのがあまり得意で無い方がより魅力を感じると思われます。

そんな方からすると、家で一人で働けるという環境は一番のメリットのように感じられているのではと思いますが(私もそうでした)、実際に5年近くやってみると、メリットとばかりは言っていられない、周囲に誰もいないという状況とどう付き合うか、というのは見過ごせないデメリットも潜んでいると思うようになってきました。

まずオフィスに出社するという形態では、十中八九そこには自分以外の誰かも出社しているので、少なくとも挨拶くらいはすることになると思います。

ところが久しぶりに一人暮らしをしつつ在宅勤務をしてみたら、本当に誰とも会話をせずに一日終わるということも週に何度もありました(もちろん文字でのやり取りはしますが)。

さらにそれが続くと、声を出さないことで喉の筋肉が衰えたのを如実に感じたり、大げさに言えばこの世に一人しかいないのでは無いかとさえ思ってしまうような感覚に陥ったりすることもあるほどで、いわゆる「ひきこもり」と区別がつかないような生活になっている……なんてことにもなりかねないのです。

幸い、こんなこともあろうかと一人暮らしをする前にお茶を習うことにしており、毎週必ず一回は外に出向いて、社中(茶道の世界でお稽古先)の方々と話したり、お点前を見られたりする時間を作っていたので、孤独感はあっても、深まっていくという所までは至りませんでした。

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今も継続中(上級になりました)

その経験を元にお伝えできることがあるとすれば、そういったつながりや定期的に外に出るイベントを何も持たずに、特に一人暮らしでこの働き方をするのは、短期的には問題無いでしょうが、長く続ける中では、どこかで必ずと言って良いほどメンタルに(あるいは身体面にも)影響があるように思われて、あまり勧められない気がしています。

対策自体は人それぞれになる部分ですが、私のように習い事をしたり、友人と遊びに行ったり、それこそ街コンに参加するといったちょっと思い切ったこともして、無理やりでも外に出てみるのは、常に意識しておいて良いのではないでしょうか。

仕事をする時間は1日の中でも大きなウェイトを占めることになると思われますが、それ以外の時間で対策をしておくことで、孤独な状況ともうまく付き合うことができるはずです。

余談ですが、今は家族と暮らしており、さすがに1日誰とも話さないということはないです(笑)

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