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5.小中学校の図書室に、この本が、そっと置かれていたら…
ここまで読んでいただき、ただただ感謝しています。もう長いよ、前置き。そんなお叱りの声も聞こえてきそうですが、ようやく『教えて!マジカルドクター 病気のこと、お医者さんのこと』刊行です。「え、まじかよ?」「まじだよ!」「マジカルドクターだよ」、すみません、これがいいたかっただけです。
大塚篤司先生の情感とやさしさがいっぱいつまった医の児童本。油沼さんの描かれた子どもたちの生き生きとしたキャラやユニ
4.小学校の教科書はすごい
すでにお気づきの方もいると思うが、2020年2月、京都での打ち合わせ前後に新型コロナウイルスが日本という国を包み込んだ。「新規感染者数の推移とか」ではなく、「未知のパンデミック」として、新型ウイルスの見えない敵(現象としては見えていたけれど、まだ本質は見えていなかった時期)に科学者も一般人も政府もマスコミも右へ左へと揺さぶられた。
本書の制作もようやくスタートラインのはずだったが、日本中がアクシ
3.かにクリームコロッケは火傷するほど熱かった
さて、2020年1月企画は通過したが、社内からいろいろな意見をいただいた。一番のハードルは学術専門出版社から児童書のカテゴリーの本を出すという制作上の心配であった。子どもたちにとっても医療というテーマは難しく、さらにそこにファンタジーの要素をもって見せることができるのか。対象読者は小学生の低学年か、高学年か、あるいは中学生も含むのか、仮に「小学校高学年から中学生」とした場合、常用漢字のどこまでルビ
もっとみる1.その気持ちはとても純粋、でもその方法は適切でない
信じがたいことかもしれないが、首都圏(俗にいう通勤圏)に住んでいても、まだ無人駅というものがある。実際、無人駅を使って都心に向かうのだからすごいと思うが、かくいうわたしも自宅からほど遠くない距離に無人駅がある(お察しください)。
さて、2019年11月の早朝、家族が運転する車に乗せてもらい、その無人駅に向かった。さるお人と会うためである。場所はN国際空港。寒い。晩秋、あるいは初冬。ようやく陽がの
たまには親心丸出しで、つくりました。
こんにちは。
いち編集部のリアルです。
じつは今日、息子の卒業式です。今でも彼の誕生の瞬間を覚えています。12年前の話ですが、昨日のようです。もう小学校卒業なのですね。よくがんばりました。親として卒業式に参列できる喜びを感じます。首都圏の緊急事態宣言が延長され、コロナ対策のため、「一家族保護者は1人までしか参列できない」、そう思っていたのでなおのことうれしく思います。でも中学校の入学式は保護者
やさしく寄り添う医書のあり方 『あめいろぐ女性医師』 「男医」はないのに「女医」という呼称はなぜあるのか?
こんにちは。
いち編集部のリアルです。
9月新刊『あめいろぐ女性医師』,前回は,
医療者に向けられるバイアスの視点
について述べました.
男女のかかわりなく,医師というプロフェッションに対する世間が向ける目線と医師の生活の乖離.そういうバイアスがあるとすれば,「医師の働き方改革」の議論に対する国民全体の理解や関心は,どこかよその世界の話でありましょうし,上滑りの議論で終わってしまうこと
やさしく寄り添う医書のあり方 『あめいろぐ女性医師』 医療者に向けられるバイアス
こんにちは。
いち編集部のリアルです。
8月は「やさしく寄り添う医書のあり方」、そして「医療者に寄り添うやさしい情報提供のあり方」というテーマで、5回にわたり『あめいろぐ高齢者医療』の話をしました。そういえば2回目のNOTEは、こんな結びでしたね。
ちょっと長くなってしまいましたので、『あめいろぐ高齢者医療』の紹介は次回より、そんな視点も加えて投げかけてみたいと思います。逆に『あめいろぐ女性
『あめいろぐ高齢者医療』出版記念・オンラインカンファレンス ~頭の体操? コペルニクス的転回? 肝心なことは何…?(第3回)~
モデレーター:反田 篤志(監修者)
コメンテーター:樋口 雅也(著者),植村 健司(著者)
(前回の続き・最終回)
あめいろぐ書籍化シリーズ第4弾は『あめいろぐ高齢者医療』です.8月に丸善出版から発売されました.
刊行を記念して,著者の樋口雅也先生と植村健司先生をお招きし,日米の高齢者医療事情や米国のコロナ問題など,本音ベースで語っていただきました.樋口先生は家庭医療の専門にして,老年医学と