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学校インタビュー 芝浦工大附属中高

2020年6月29日
東京都江東区にある私立芝浦工業大学附属中学高等学校を訪問しました。
この学校は東京メトロ有楽町線の豊洲駅から徒歩7分の距離にあります。
中学は1学年約160名で4クラス、高校から更に50~70名くらいの入学があり、約200名で6.7クラス(中学入学生が高校2年から3コース5クラスに分かれ高校入学生は2クラス)、の生徒数規模です。高校はすでに共学となっており、中学は2021年4月から共学化します。
「数学や理科が好き、そしてものづくりが好き」という生徒にとって魅力的な学校です。
今回、芝浦工大附属中学高等学校の広報室室長の斎藤先生にインタビューしてまいりました。斎藤先生、ご対応ありがとうございました。インタビュー内容を私なりにまとめたものを以下に記載します。

芝浦工大附属の中高の共学化により、芝浦工業大学の女子の入学率も増えています。例年10%強だった割合が今は20%になりました。すでに共学化している高校での男女比は男子2.5:女子1。中学入試では定員160名のうち60名は女子に来てほしいと考えているそうです。が中学説明会の女子生徒の参加率は2割くらいの現状です。

芝浦工大附属中学高等学校の教育の特徴は、

①STEAM教育

②グローバル教育

③芝浦工業大学との連携

の3つです。

① STEAM教育
科学、技術、工学、芸術、数学を総合的に学ぶというカリキュラムになっています。中学では3年間で60の実験があります。またショートテクノロジーアワーという授業で国語、社会、音楽、保健体育、など全ての教科において科学技術との関わりを紹介していきます。サイエンステクノロジーアワーという授業では、教科書から飛び出し、研究や仕事への興味関心を引き出すようなテーマとなっています。ちなみに電子技術研究部というクラブがあり、中学生の3人に1人が所属しているとのことでした。また高校1~3年まで週2時間、Arts&Techというものづくり体験の授業があります。特徴的なカリキュラムのためか中学からの入学者の80%が理系へ進んでいます。

② グローバル教育
海外研修の機会が多いです。中3生全員が2週間アメリカ教育旅行へ行きます。2人1組でホームステイするのですが25年間も実施しているそうです。希望者となりますが、高1ではニュージーランド、高3でセブ島、での研修プログラムもあります。高校からの入学生は高2時に全員カナダへ1週間研修に行きます。高校では英語に特化した英語SUPERコースという少人数のコースもあります。芝浦工大への内部推薦希望の高3生は秋に3ヶ月の海外留学のチャンスもあります。この留学は12名の選抜となりますが東京都と学校から費用の補助があります。

③ 芝浦工大との連携
芝浦工大の豊洲キャンパスまで徒歩15分ということもあり、大学教授の講義を受講したり、大学生や大学院生に授業サポートしてもらったりする機会があります。先程も触れた高1~3まで毎週2時間あるArts&Techにおいて高大連携が充実しています。高3生全体の40%前後が芝浦工大へ進学します。高校からの入学者は芝浦工大への内部推薦を目指すコースとなるわけですが、実際には70%くらいの進学となります。高1年で芝浦工大の見学会、高2で学科説明会、高3で大学の先取り授業も受けられ、単位をもらうこともできます。

話は飛びますが、中学入試についても触れたいです。入試科目が国算理の3教科というのも芝浦工大の特徴と言えますね。かつて実施していた作文による第一志望入試はなくなりました。2月2日の午後に特色入試という方式を取り入れたそうです。高3生約200名の進路として、国公立大へ10~20名前後、早慶上理大へ25~30名、海外の大学へはほぼ0名、といった進学状況です。

以上、芝浦工大附属中学高等学校のインタビュー要約となります。
更に詳しく知りたい方は直接、学校説明会に足を運んでみてはいかがでしょうか?
最後に芝浦工大附属中高のHPのURLを紹介して終わります。

http://www.ijh.shibaura-it.ac.jp/


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