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ザ・リーディング【コミュニケーション編】:ミラーリングとペーシング

■ミラーリングとは?

ミラーリングというのは、相手の動作に自分の動作を合わせる方法です。
例えば相手が足を組んだら自分も足を組み、相手が腕を組んだら自分も腕を組む。

つまり、あなたの動きを相手の映し鏡のようにして合わせることをいいます。
この動作をさりげなく続けることで無意識に相手をあなたとの間に一体感を作ることができるようになるんです。

これはわかりやすく言うと同じ趣味を持つ者同士は、喧嘩などがあったとしたとしても、一体感があるので話が弾んだり、相手と一体感を感じたりするという話がありますが似たようなものだと思ってください。

・相手が髪の毛を触ったら同じように髪の毛を触る。
・相手が足を組んだら同じように足を組む。
・相手が足を見たら同じように足を見てみる。


■ペーシングとは?

ペーシングというのは、相手に合わせる方法の事を言います。
ミラーリングは基本的に動作の事を言いますが、ペーシングというのは、話し方や呼吸を合わせます。

もちろん、声のスピードや音程・大小やリズムなどを相手に合わせていくことで相手と一体感を作り出す方法です。
私達人間は無意識にこのペーシングを使っています。

例えば、高級レストランに行くときに、相応の服装をしていくはずです。
短パンで行こうと思うでしょうか?たぶん思いません。
就職の面接の時に私服で行きますか?スーツとネクタイを締めていくはずです。

これらは全て無意識的なペーシングになります。

・相手がのんびり話すようなら同じようなペースで話す。
・相手が息遣いが粗いなら同じように粗くする。
・相手が悩んでいてトーンが低いなら同じようにトーンを低くする


これらをやると不思議と・・・・

・相手に共感や信頼感を感じてもらえます。
・一体感のある空気を作ることができます。
・なぜか相手の気持ちがわかるようにもなります


■自分のペースに持っていくリーディング

ペーシングとミラーリングは相手に合わせた方法

先ほどお話したペーシングとミラーリングというのは、相手に共感や信頼を感じてもらい二人の関係の間に一体感を生むための方法です。
しかし、あくまで相手に合わせた方法なので自分自身のペースにしていきたいところです。

そこで使えるのがリーディングというスキルです。
リーディングというのは、最初は相手に合わせていきながら段々と自分のペースに持ち込んでいくことを言います。


例えば、あの子が彼氏に振られた時に…

そういう落ち込んでいる時に、あなたはどういう対応を取るでしょうか?
あなたは好きなあの子が彼氏と別れたので気持ち的には嬉しくて「元気出していこうぜ!!」というような言い方をしてしまいます。

信頼関係がしっかりと築けているのならばお礼を言われるかもしれませんが、基本的には、「この人わかってないな・・・」と思ったり、下手すると余計に落ち込むかもしれません。
例え、善意で言ったとしてもそれが逆に働いてしまう可能性もあります。

しっかりと二人の間に一体感を作った後ならば、あなたのリードに相手は乗ってきやすくなります。
自分のことをわかってくれていると、ミラーリングやペーシングで認識させることができれば相手はあなたのリードにしたがっていくでしょう。

いきなりリーディングをしても一体感がない関係では全く効果はありません。
ミラーリングやペーシングを駆使して一体感を作り出しましょう。


■自分のペースに持っていく時はミラーリングする必要はない

相手の映し鏡になるミラーリングですが、基本的にこれは相手との一体感を作り出すために使うスキルです。
しかし、あなたのペースにもって行きたいと思うのならばミラーリングもペーシングもする必要はないと思います。

相手を自分のペースに引き込む際には、ちょっとズラシを入れてドッシリと構えましょう。
相手に威圧感を与えずに自信を感じられる座り方です。偉そうにしなくてもいいです。

それか、あなたが最も座り心地のよい座り方や大勢でもOKです。
下手にミラーリングやペーシングをする必要はありません。
また、話す時はゆっくりと落ち着いて話すといいと思います。

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