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#逆噴射小説大賞2022
左道往殿 またの名を芒旦
「あんめい、いえぞす、まりや!」
冬の太陽にフランシスコの血刀が煌めき、腕が飛び、首が舞った。味方の綻びに、百姓牢人達の錆槍が突き込んだ。
まいろやな まいろやな
ぱらいぞのてらにぞ まいろやな
唄が湧き上がった。切支丹の一揆勢は、唄って駆けて、唄い死ぬ。怖けた味方が押されて下がる。そこに再びフランシスコの剣が襲いかかった。
ぱらいぞのてらとは もうするやな
ひろいなせまいは わがむねにぞ
「あんめい、いえぞす、まりや!」
冬の太陽にフランシスコの血刀が煌めき、腕が飛び、首が舞った。味方の綻びに、百姓牢人達の錆槍が突き込んだ。
まいろやな まいろやな
ぱらいぞのてらにぞ まいろやな
唄が湧き上がった。切支丹の一揆勢は、唄って駆けて、唄い死ぬ。怖けた味方が押されて下がる。そこに再びフランシスコの剣が襲いかかった。
ぱらいぞのてらとは もうするやな
ひろいなせまいは わがむねにぞ