そろそろ怒りを手放したい。

僕は、気性が激しい。

おそらく僕の人として残念な部分の92%は気の短いことだと思います。

アンガーマネイジメント、対人関係療法、アドラー心理学、脳科学、宗教、いろんな分野の怒りを手放す方法を学び試したし、試しているけれど、なかなか難しい問題に取り組み続けいると感じています。

そもそも、40年ほど短気と付き合っています。短気を患っています。
自我が目覚めてからだからもう少し短いかもしれませんが、十分に長い付き合いですし、もう慢性化していると言って良いと思います。

怒りの生まれる場所は僕の中にあります。
僕の正しさを手放せないことにあります。

それこそ40年ほどONE PIECEの海軍のような「正義」と書かれたマントをまとい、正しく努力することを続けてきたのだから、正しさを手放すのは難しいのです。

毎週一緒にテニスをする、テニスをしてくれる友人が3人います。
彼らは短気とは正反対の人間です。
本当に徳が高い人たちだと思います。
と書くと、パーフェクトヒューマンようだけれど、全くそんなことはないのです。こう書いてもおそらく失礼にはならないと思います。
生活習慣病を患う輩を筆頭にする彼らが聖人なはずがないと思います。

彼らの素晴らし所は主体性を持って生きていているいうことに他ならないと思います。とても素敵なのです。

僕とは違う価値観を持っています。というか、人はそれぞれ違う価値観を持っています。そしてそれは本来主体的に持っているはずのものです。はずですが、そうとはいかないのです。

それぞれの価値観は生まれ育っていく過程でたくさんの人、たくさんの環境で手に入れた(気付いたら持っていた)物差しで成り立っています。

そして意識せずに持ち続けている。主体性はなく惰性の状態です。

僕のVIAテストの最上位は「親切心」です。そして最下位は「寛容さ」です。
これに「正義」の刃を持てば立派な海軍大将の誕生です。

全ての人を「正しく」導き、世界をより良くしたいとしているのです。

そもそも、僕に何かの専門性を期待しアドバイスを求めているわけではいのに、勝手に主体性を持った人様を僕の勝手な物差しで評価し、親切に正していく。
うまくいくわけもなく、僕は勝手に葛藤し、勝手に困惑し、勝手に怒りを表していくのです。

さて、分析はできております。そして今後の対策です。

僕は主体性を持ちます。惰性で着ている「正義」のマントを脱ぐのです。

僕はこれから世界中の人に好かれようと思います。
僕が好きになる必要はありません。
僕が好かれれば優勝です。

全く価値観の合わない人を好きになるのは無理です。
だけど、僕が好かれるように「親切」にすることは可能です。
VIAテスト第二位の「誠実性」を生かすことも出来ます。

まずは家族や友人から。
より良くより正しくをやめ、まずは幸せを感じてもらいたいのです。
大好きな夫と一緒にいられて幸せだ、
大好きなお父さんと一緒にいられて幸せだ、
友人からももっと好かれたいと思います。

そして求められたら僕の価値観や知恵を共有して貰えば良いのです。

僕には知的柔軟性もあります。
傾聴スキルも実践しています。行動経済学も学んであります。使っています。
ズルくセコクではなく、本心から人に好かれる親切で誠実な人になり、それぞれの主体的な価値観で生きる人が集まり社会は成り立っていることを理解したいのです。

全ての人に幸あれ。ありがとうございました。

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