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TABIPPOをなぜやっているのか

タイトルにもある通り、なぜTABIPPOをやっているのかを再度記述しようかなと思います。

①旅の原体験があるから。

これが一番の理由で、自分が旅をして旅の素晴らしさに気づいたからです。

まず率直に自分が旅が好きな理由は、自己決定をして、自分なりの幸せを形にできるからです。

僕は2019年の2月に、オーストラリアのゴールドコーストに一人旅に行きました。


1人なので当然現地で何をして、どこの宿に泊まるのか等の行程を全部自分で決めて、自分で動いたのですが、
その結果として自分が見たかった景色を見れて、やりたかった体験ができました。

コアラを抱いている自分


ゴールドコーストの海


元々自分は「中学生のとき塾から言われたとおりのことをこなしていたら、希望の高校に入れた」という経験から、
「大学受験でも同じように塾の言われたことだけをこなしていれば、希望の大学に入れる」という信念を持ってしまっていて、
高校生まで、塾の先生にいわれたことを言われた通りにこなすだけの人間でした。



そんな自分が旅をして「自分で考えて、自分で決めて、自分で動く。」経験から、「自分のことって自分で選べるんだな」と思ったのと、


自分で自分のことを選べば、自分のやりたいことを形にできるんだなと思うようになったんです。

②「仲間と協力して、皆で一つの目標に向かって何かを成し遂げる」経験をしてみたかったから。

2つめの理由はこれですが、
・「仲間と」「皆で」にこだわる理由
・「成し遂げる」にこだわる理由

に分けてどういうことかを解説していきます。


「仲間と」「皆で」にこだわる理由

なぜ1人ではなく、自分以外の人を巻き込んでやるのか。その理由は

「1人では限界があるから」

「他者に頼ることの重要性を知っているから」

この2つが理由です。


1人では限界があるから

僕は1人でいること自体は嫌いじゃないのですが、1人でいる時間が長すぎると病んでしまうし、
「1人では困難を乗り切るのが難しい」という考えを持っています。

自分は大学2年のとき、「社会人になる前に死ぬほど遊んでおけばいいや」という諦め感漂う周りの環境にイライラしていました。

「何となくつまらなそうな『社会人』という姿に向かっているけど、この流れは自分でコントロールできないものだから、諦めよう。諦めて残り少ない大学生の間遊んで充実感を得ればいいや。」という信念は、

「自分の人生は自分でコントロールできるし、自分でコントロールすれば幸せになれる」と思っていた自分にとって、とても受け入れがたいものだったからです。


その結果自分は大学に行きたくなくなって、2020年4月から休学という選択をしました。

しかし勢いで休学してしまったので「休学中何をするか」を考えていましたが、
「何もすることはないし、連絡をとれる人はいないし、(ウイルスによって)外出もできないし...」となって、どんどんネガティブな思考回路になり、自分を責める習慣がついていました。

結果として「休学中何をするか」を考えるのを諦め、半分鬱状態になりました。

1人でいるとドツボにはまっても、方向転換をするのが難しいことを身を持って体感することになってしまいました。

他者に頼ることの重要性を知っているから

朝の5時に寝て昼に起き、一日中スマホを読んで一日が終わっている状態になっていたとき、たまたまTwitterで見つけたのが、高知県で若者支援をしているNPO法人ヒトマキ

ざっくりいうと、「生き方に悩む若者が、対して将来に対して前向きな状態になってもらおう」という思いで活動をしている団体です。

「まさに自分が今必要としているな」と思って、すぐに高知県に行きました。

高知県での出来事も話すと長くなるのでざっくりお伝えすると、リトリートをしながら、否定しない人たちに囲まれて、コーチングを受けることが出来ました。

その結果自分は「今後どんな失敗をしても、高知にいけば100%安心できる環境がある。」という心理的安全性を感じました。

心のセーフティネットができたことでメンタルが回復し、「困ったら1人でいるより、信頼できる人と一緒にいるのがまじで大事だな」と思いました。


「成し遂げる」にこだわる理由

ここではTABIPPOの活動において「楽しければOK」で終わらずに、「目標を持って、成果を出すこと」に力を入れていのはなぜかについて記述します。

結論としては「今度は自分が旅を広める立場になって、同じような考えをもった仲間と一緒に協力していく必要がある。」と感じたからです。

この思考に至るまでの経緯を記述していきます。

まず前提として、
・(自分の旅経験から)自分決定で幸せをつかみ取れる
・(休学中病んでいたけど、高知に行って復活した経験から)周りに頼ることで、自分にのしかかった困難を乗り切ることができる

この二つの経験から自分に余裕ができ、他者にベクトルが向いたんです。


ここで自分は、あることに気づきました。

大学2年のとき『社会人になる前に死ぬほど遊んでおけばいいや』と発言していた人たちがもっと旅をすれば、
自分の人生を自分で選べると思うようになるし、
自分なりの幸せを追求して生きていけるのでは?

ということです。

これがTABIPPOをやる原点になっています。

おわりに

今自分は、TABIPPOを終えるのが怖いです。

3月いっぱいでTABIPPOの活動は終了してしまうし、(自分は1年間休学したため)大学の同級生も卒業してしまいます。

1人でいすぎて病んだ経験を知っているからこそ、人との繋がりが一気に減ること、エネルギーを注げるものがなくなることが、本当に怖いです。

でも
自分の人生は自分で選べる。
困ったら周りに頼れる人はたくさんいる。
全力でTABIPPOをやった経験は消えない。

だから、そんなにビクビクする必要はないはず。
必要なところに、必要な量のエナジーを注いで生きていこうと思います。

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