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会社辞めたらその後の人生大変だと思い込みたい中年社員達

つい最近の話、私の勤め先で若手社員が辞めたらしい。他所の部署で働いていた人だから全く接点はなかったんだが狭い社会だから誰かが辞めるとなるとすぐに噂が広まる。

で、その件でとある中年社員と会話する機会があったわけだが彼はこういった。

会社辞めた人は将来苦労するはずだ。

なぜわざわざそんな風に言うのか彼らの心理状況を考察していきたい。

私の予想ではその中年社員は辞めた若手のことが羨ましくて仕方ないのだろう。実は自分も会社辞めたいと思っているんだけど家庭持ちで辞めることができないから指をくわえて眺めることしかできない。

正直、辞めた人がその後人生がどうなっているかなんて誰にも分からない。関わりが無くなるんだから。だからといって不幸になるとも幸福なるとも限らない。

会社に残り続けるという選択をしている自分を正当化したい。

まるで自分に言い聞かせるように呟いていたよ。

会社を辞めたら大変だ。苦労する。今の給料が一番ピーク。他所では通用しない。転職先なんてすぐ見つかるはずない。

決り文句のように辞めていく人たちに対してこういうセリフをつぶやく社員は多い。特にもう行き場のない中年社員は。

私の人生こんなもんか。

こう思った時点で健康寿命は尽きている。

会話していて感じたのはこの人はもう健康寿命がつきているのではないかと。妄信的に今の会社にさえ勤めておけば安泰で安心だと思い込む。そして会社に残り続け辞めていく人たちに対しては引き止めるような発言やネガティブな感情を抱く。

そうしたくても自分はできないから。

できないと思っているから。

本来であれば皆働きたくないはずなんだよ。

それを無理して我慢して働いている。

定年まで同じ会社に勤め続けるのが常識だと思いこんでいる人が私の職場には多い。このご時世にそう思っている事自体が私は絶句したが、時間が止まっているので無理もない。

同じ組織に居続けると外の情報から遮断されてしまう

基本的に新しい出会いもないし、価値観や考え方のアップデートもしない。人間もパソコンも新しい情報を入れてバージョンアップしていかないとオワコンになるということだろう。

彼らは変化を嫌いひたすら現状維持に努め最後は定年を迎えて抜け殻のような生活をしながらただ死を待ち続けるだけの老後を送ることになる。他にも色んな世界があることを知らず、知ろうともしない。いや、できない。

毎日、毎日、労働で消耗していたら新しいことに興味関心を持つ余裕なんて無くなってくる。毎日生活するのに必死で手軽にストレス解消できるものに手を出す。

会社員は皆似たような思考回路になり、没個性の象徴。

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