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21歳で借金160万円以上を抱えた「FX」の恐ろしさと「詐欺」

こんにちは、管理人のルイです!

私は21歳の頃に「FXの罠」に陥ってしまい
借金160万円を背負う事になりました。

どんなことも知識がない状態で飛び込んでしまうと必ず痛い目に遭います。

今回は私の「FX」にまつわる体験談を紹介していきます。

最初のキッカケ

これは、2018年8月のお盆休みのことです。

ある日、学生時代の友人4人で集まって、
お酒を飲みながら将来の話や学校の話、思い出話で盛り上がっていました。

そして、お酒がだいぶまわり始めた頃、
一人が突然こう話を切り出しました。

「俺、最近投資を教えてもらってさ、1週間で20 万くらい稼いだんだよね」

それを聞いた私たちはとても驚き、その話に耳を傾け始めました。

そして、友人は話を続けました。

「投資のやり方は同じ高校に通っていた先輩に教えてもらってさ、今やっている投資はスマホ1つで始められるし、今度その先輩と会って話を聞いてみない?」

そう言われ、話を聞けるならいい機会だと思い、会う予定を立てました。

それから3日後、私は実際にその先輩に会いに行きました。

その方はスポーツをしているため、体つきが良く、
見た目はおっとりとした印象でした。

身長は160センチほどで、ブランド品のアウターを着て、
ルイヴィトンのバッグを持っていました。

なぜか、その先輩は一対一で話がしたいと言ってきました。

その先輩は、唐突に、

「ビジネス経験があるみたいだね。今の会社に満足していないでしょ?そろそろビジネスパートナーが欲しいから一緒に人生一発逆転を狙ってみようぜー!」

と言ってきました。

その後、

二人きりになり、まず見せられたのは
“1つのUSBメモリ”と“スマホの画面”でした。

そして、先輩が

「これを使うことでデータをスマホで管理することができて、自分で操作する必要もなく、自動でお金を稼ぐことができるよ。
日々売上が上がっていくから、心配しないでお金稼ぎができるんだよ。」

と言います。

そして、信憑性を出すためか、現在乗っている高級車、住んでいるタワーマンション、行きつけの高級レストランなどの写真を見せてきて、

「1週間で生活が変わるよ、やってみる価値は絶対にある。だけど、やるやらないは自己判断だからね」

と言われました。

話は1時間ほどで終わり、連絡先を交換し、後日また会う約束をしました。

私は投資には前から興味があったので、疑いもせずに始めてみようと思いました。

2日後、先輩に会い、投資を始めると伝えました。

ここからが恐怖の始まりです。

※ここからは先輩をAと言い換えます。

人生のどん底

Aは、USBを渡してくれると思いきや、これから資金調達に行くからついてきてほしいと言い、半ば強引に車に乗せられました。

車内では、Aが

「ビジネスを始めるために軍資金が必要なんだよ。ギャンブルよりも遥かに簡単に手に入る方法があるから紹介するよ」

と言ってきました。

道中、「どこに行くのだろう」という不安が募りました。

そうして、連れていかれたのが、なんと
“消費者金融の窓口”でした。

そして、Aから

「このUSBは本体60万、情報量が5万で合計65万円なんだよね」

と言われ、動揺を隠せませんでした。 

私は、すぐにはお金を準備できないため、
ここでお金を借りることになりました。

この時に意地でも断っておけば良かったと思います。

そして、その後、USBを受け取りました。

その数日後、Aに会い、

「今度は本格的にビジネスを始めたいから運用費を調達しに行くよ」

と言われ、またしても消費者金融に連れていかれました。

そこで、40万円を借りました。

この時点で2社合わせて100万ほど借金をしています。

さらに、最初に借りた消費者金融の増額手続きをして、

私は22歳にして、合計で"130万の借金"を背負うことになりました。

そして、ここから本格的な集客をすることになります。

その方法としては、SNSを使い、勧誘のメッセージをランダムに送ります。

また、自分の意識向上のために東京に行き、有名なブランド製品を

購入したり、Instagramに写真を投稿したりしました。

1か月が経過して、同じ学校に通っていた同級生がメンバーに加わりました。

経緯としては、その子は結婚していて貯金が全くないので、どんな方法でもいいから稼げる方法が知りたいと言ってメンバーになりました。

また、事業の拡大のため、エポスカードをつくり、上限を30万円で設定しました。

2018年12月この時点で"借金の総額は160万円"でした。

そこから、休日はほとんど、投資に関わる仲間たちと過ごすようになり、

グルーブで投資に勝つための方法を学ぶ勉強会という名目で「ミーティング」に参加するようになりました。

そのミーティングでも1回につき5000円程払っていました。

また、成功している人の話を聞くための「セミナー」にも呼ばれるように

なりました。そのセミナー費用は、1回1万円かかっていました。

2019年4月、半年ほどで生活が困難になり、そこで投資を辞める決断をしました。

私は、東京にそのビジネスを管理している人がいると聞き、相談に行きました。

その方も自分のように消費者金融に誘導されたと言います。

また、同じ様な手口で借金を背負った被害者が全国にいるらしく、

管理人と一緒に被害額を返還してもらえる様に計画を練ることにしました。

何度か東京に行き、綿密に計画を練りました。

内容としては、まず自分と同じ境遇で被害にあった人物をSNSで探し連絡を取ります。

東京で計5回打ち合わせをしました。

内容としては、協力者の紹介と作戦実行に必要な費用、場所、準備することについてです。

2019年7月、計画を実行する当日、Aにはいつも通りアポイントメントに同行してほしいと伝え、管理人の車まで誘導しました。

そこで、Aを車内に呼び出し、管理人と協力者がAの隣に座って経緯を説明しました。

その時の会話の様子がこちらです。

「お前がAだな。なぜこの様な事になっているか自分で分かるよな。お前の被害者は全国に何十人もいるからな。これからその被害額の完済に向けて自宅へ向かうつもりだが、いいよな。拒否権はないぞ。ブランド品を回収して被害額にあてるからな。ちなみに証拠は山ほどあるから言い逃れはできないぞ。」

こんな感じでした。

その後、Aの自宅まで行き、被害額の資金になりそうな私物やブランド製品を回収して、全て売却するように指示しました。

その後、私は帰宅するように言われたため、

Aがどうなったかは今でも分かりませんでした。

しかし、その日の深夜に見知らぬ番号から着信がありました。

何だと思い、電話に出ました。

「私、関西法律事務所のSと申します。A氏よりご要件を聞いておりますが、

あなたを傷害罪で起訴するおつもりです。対応はどうなさいますか。」

これには予想外で、私はこの事をNPO法人の方に依頼しました。

Aと繋がりがある債務抹消法人の方でした。

ここでは、債務の抹消とAからの被害額の返金を依頼しました。

その後、消費者金融からの督促状が自宅に届き、

NPO法人の方とも連絡が取れなくなりました。

こちらのNPO法人をネットで調べて怪しい組織だとわかり、

こちらが依頼の撤回を伝えた途端、

「そうですが、分かりました。」

と言い、連絡がとれなくなってしまいました。

ちなみに当時のLINEのやり取りをプリントアウトしたものが一部であるが証拠としてまだ残っています。 

私は、家族に事情を全て話すことにしました。

その結果、最終手段としてこちらも弁護士に依頼してみることにしました。

2019年12月、弁護士法人事務所を訪れ相談しました。

そして、書面ではなくネット上で契約をしていたため、

クーリングオフ制度が適用されることが分かりました。

私は、この可能性に賭け、Aとその両親を交えて交渉の場を設けました。

そこで被害額の160万円を3年間かけて返済してもらうこと

を約束してもらい、書面にて誓約をかわしました。

 2022年6月、あの出来事から4年が経ち、

現在、Aからの返金額は60万円ほどで、まだ半分にも達していません。

私の借金の返済は無事に完了しましたが、

多重債務者が載ってしまう“ブラックリスト”というものがあり、

そこから解放されるにはあと5年かかるそうです。

また、一か月に使用できる金額に制限があり、現在は最高で3万円です。

弁護士との相談の日々は現在も続いております。

この出来事得た知識など

FX

■概要
マルチビジネスと比較して社会的に復帰するのが難しいこと、ローンを組むことができなくなってしまうことなど、デメリットが大きいのがFXなどのネットビジネスです。

■リボ払い
私が得た知識として代表的なものが2つあります。
クレジットカードのリボ払いと、多重債務の恐ろしさです。
まず、クレジットカードのリボ払いについてです。
リボ払いとは、毎月決まった額を返済する支払い方法です。
月々の返済額が決まっているので安心でき、楽だと思えるかもしれませんが、返済期間が長くなります。また、いくら借りていて手数料(利息)がいくらかかっているのか、いつ返し終わるのかが分からなくなります。

具体的な例を挙げます。
クレジットカードのリボ払いで50万円の買い物をしました。
年利は15%です。月々1万円のリボ払いの場合は、支払回数は50回ですので、手数料は16万円になり、支払総額は66万円になります。月々2万円のリボ払いの場合は、支払回数が25回ですので、手数料は8万円になり、支払総額は58万円になります。これがリボ払いの恐ろしさです。

また、近年クレジットカードの磁気情報を読み取り、偽造カードを不正に使用するスキミングや、金融機関や企業などになりすまして個人情報や財産などを騙し取るなりすましの被害も増えています。

■リボ払い:対策
対策として、常に請求書の明細を確認し、おかしい点があればすぐにカード会社に連絡することが大切です。補償期間内(60日以内)に申請しないと補償されない場合があるので注意してください。

■多重債務:概要
次は多重債務の恐ろしさです。
まず前提として、カードローンを複数会社からすることを多重債務といいます。カード会社によって金利は大きく違います。身近なものから説明しますと、楽天銀行が1.9~14.5%です。みずほ銀行は3.5~14.0%です。ここまではまだ理解ができますが、消費者金融となると金利が上がります。よくテレビのCMで見かけるアイフル・プロミスは4.5~18.0%、アコムは3.0~18.0%と大幅に上がります。この事実を知らないまま多重債務をしてしまう人が多くいます。

実際にネットで多重債務の件数について調べてみました。
1件が722万人、2件が235万人、3件が85万人です。
ちなみにこの件数は、消費者金融に残高がある者の借り入れ件数ごとの登録状況を表しています。1件登録している人数は意外と多くて驚きました。また、多重債務の最も恐ろしい点は、ブラックリストに載ってしまい、自由を失ってしまうことです。

 ブラックリストとは、個人の信用情報が事故情報として扱われてしまい、それが個人信用情報機関に登録されてしまうと、各金融機関やクレジット会社にその情報が共有されてしまい、制限がかかってしまうことです。

ブラックリストに載ってしまうと、最低5年間は次のようなことができなくなります。
・新たに借金ができなくなる
・クレジットカードがつくれなくなる
・ローンカードがつくれない
・住宅ローン、車のローンなどが組めなくなる

人生においてこれほど辛いことはありません。

■多重債務:対策
解決策として消費生活センターに相談することをお勧めします。また、最寄りの弁護士法人事務所を訪れて依頼をしてみることも良いと思います。報酬金は支払わなければなりませんが、弁護士の仲裁が入ります。

■著者の紹介
氏名: 佐藤瑠威
経歴:高校卒業後、一般の学生服の会社に就職するが、パワハラと過酷な残業の毎日。入社3年目に恋人を作ろうと決心するが、派遣社員をデートに誘って連絡先を交換する瞬間を契約社員に見られ、セクハラ騒動になってしまい、その後、派遣会社と複数の上司からの監視を受ける日々を送る。
入社4年目の繁忙期に深夜2時まで勤務する日々が1週間ほど続き、交通事故を起こしてしまう。自損事故であったが、自家用車は廃車になってしまう。1か月間の療養機関をもらい、これを機にブログでの発信活動を開始する。月2回から3回ほどの更新頻度で現在も継続中。また、友人から動画編集の技術と外国語の学び方、可能性を教えてもらった。
そして、自然がある場所や海岸に行き、リフレッシュする癖をつけている。転職活動にもようやく本腰を入れ、友人が主体的に職務経歴書の記入の仕方の講義や、面接対策についてレッスンを開催し、それに参加して知識を吸収している。

以前と比較して課題に対する行動力が徐々に身についてきている。
高校時代から継続してきた陸上競技を糧に社会人になってからフルマラソンに挑戦することや持ち前のエンターテインメント精神でどんなことにもチャレンジすることを忘れずに人生を歩んでいる。

是非、今回紹介したことを参考にしてみて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

以下の様な依頼も受け付けております。
■日常生活の生産性を高める為の「ヘルスケアコンサルティング」
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それでは、また次回お会いしましょう。

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