脳内ポイズンベリー
初めて出逢ったのは、エレベーターの中だった。
「これから面接の人?」そう声をかけてくれたのが彼だ。
その瞬間、恋に落ちた。恋の雷が私に直撃した。自分でも信じられないくらい、ルックスも声もストライクど真ん中の人。頭の中が上を下への大騒ぎ。まさかこれから受ける面接の担当者だとは知らず。
その時の面接内容なんてまるで覚えていない。そんなことよりもつい先ほど一目惚れした人が目の前に居る現実。この人と一緒にいたい。ずっと傍で眺めていたい。仕事のことなどそっちのけで、とにかくこの人のことしか考えられなくなっていた。
その願いが通じてか(?)、採用されることになった。
今までそこまで感情を揺さぶられることも、感情に流されることもなくニュートラルに生きてきたはずなのに、彼に逢える喜びを抑えきれなくなっていた。
出逢うタイミングはあらかじめプログラムされていて、きっと彼と私のタイミングはその時だったんだ。早すぎても遅すぎても違ったんだと思う。
神様、そうでしょ?
それからずっと私の脳内独占中。
本当にありがとうございます!