第24回「人生、あるがまま」文字起こし

遠:皆さんこんにちは、120°禅の遠藤翠です。

S:元ラジオディレクターのSattomoです。音声配信番組「人生、あるがまま」第24回の配信となります。今回は、twitterの音声会話機能スペースを使って行った「人生、あるがまま」番外編の模様をお届けします。ちなみに遠藤さん。このスペースクジラ村会議と名付けていますけれども、どんなコンセプトの集まりか簡単に紹介していただけますか。

遠:えっとね、いろんな最近はネットでも集まりがあると思うんですけどね。私たちは簡単に言うと、特定の政治団体や思想、宗教団体とは一切関係のない個人の集まりであるということ。それからネットを通じて、繋がる共同体を一緒に志せないかなぁと皆さんが思っていらっしゃるということ。それから、やはりこれは当たり前ですけど、今の日本をとにかく良くしたいと思う志を共有できる仲間であるという事。そんなに難しいことじゃないと思うんですけどね。そういう所ですね。

S:それをスペースを使って“クジラ村会議”と言って、定期的に実はやらせていただいてるんですけれども。今回のテーマは「コミュニケーション能力」という形で、皆さんと色々お話ししていますので、ちょっとその模様を聞いてください。

〈クジラ村会議・パート〉
参加スピーカー:
オラシオンさん(オ)、宮本章光さん(宮)、あかいひぐまさん(赤)、tzz5=テッコさん(t)、タツオさん(タ)

オ:今晩は。

S:ちょっと嬉しいなあ。オラさんが参加してくれるの。

オ:いつも聞いてるんやけどね。なんか遅い時間に入ったりとか、そんなんやったから。

S:宮本さんこんばんは。

宮:こんばんは宮本です。オラさん、関西のお姉さまみたいなんで。西の言葉でええかなと思ってこんな感じでいきますわ。

オ:それでいってください。

S:アカさんこんばんは。

赤:こんばんは、ちょっと、もうちょっと待機しております。

遠:はい。ゆっくりゆっくり。

S:やっぱり人との縁っていうのを広げるのってコミュニケーションがうまくないと難しいと思うんですよね。色々お話させて頂いていく中で、遠藤さんって凄いコミュニケーション力の方だなって言うことを痛感するんですよ。ただ単に飲みが好きっていう事なのかも知れないですけれども。

遠:まあね。

S:でも基本的に遠藤さんの、ガッハッハッハッて言う笑いがね…

遠:アハハ

S:オラさんとか関西の方なんで、こう関西の方って上手いじゃないですか。

オ:あのね。なんかね、いつもね、会話してるとオチを求められてるような。最後、みんなでワーっと笑って終わるみたいな。

S:でもそれって、習慣でオチを考えあっている感じなんですか。

オ:考えなくても出てくるみたいな。そういう風にこう会話を組み立てていくみたいな。そんなところがある。

S:どうですか宮本さん。

宮:そうですね。組み立ててるっていうかね。もう完全にそれ身についてしまっているんですね。だから、この間みたいに「あるがまま」の番組みたいに収録する時はもうカチッとして、頭向こうに切り替わっていますよね。だから、話し言葉も向こうで言って言って、向こうの時の話をしてるんですけど…じゃあ今日みたいにこっちで、西の感覚に頭切り替わっていると、体が覚えてるんで、勝手オチをつくっていくんですね。ただね、人によると思うんですよ。私はね、どっちも生活して、どっちでも仕事もしました。だから今日はもう西に頭も体も切り変わってしまってるから。言葉もこれで言ってますけど。東の方に行くと、この口調やめてくれって言う人がいるんですよね。そんなのもうやめてくれ、受け付けねえよって言われる人も中にはあるんでね。なので、ちょっと今頭がどっちに動いてしまってますけど、よく言うバイリンガルね。言葉を外国語と日本語と同時通訳する人みたいなそういう感覚を感じる時がありますね。だから身についてるからと言って、そのノリでガンガンいくと、仕事上では東の方に行くと嫌われてしまうケースがあるんだから、番組来はった宮本章光ってそんな言葉喋ってなかったのに、今日の宮本、何これ?って思ってはる人はきっと多いと思いますね。だからそこをね、西のネイティブの人はその辺をうまいこと使い分けないと自分損するよ、ということですね。損するよって、これも西の独特の言い方で損するか得するかとか損得勘定ちゃいますね。損するよって言うと、言ったら最後うまいことオチになって、皆んながニコニコと笑って終われるっていう。

S:オラさんどうです、その辺りは。

オ:やっぱりお仕事をしてはるから宮本さんがね。それでそういう場があってっていうことやと思うんやけど、私の場合は山口やから、山口弁も絡んでくるから。中国地方の広島弁みたいな感じ。広島とか岡山とか大体似てるとか、“ほんじゃけいねぇ”みたいな…

遠:やくざ映画でよく聞いて、物言いが凄くって、僕は好きだったんですよね。「じゃけいねぇ」だなんて文太さんなんかが言われて、あれ、好きだったよね。

オ:山口県の、本当に田布施の近くの…

遠:これまた。

オ:これ以上言わんとこうかな。(笑)それでね。凄くなんか嫌な思いをして、こういう世界を知った時にね。普通に自分は山口県を愛して好きなものがあって、山口って素晴らしいとこよって思ってた所に暗い面をいきなりガーンって打ちつけられて、しばらくなんか本当ズーンってなってた時期があった。

遠:ああ、やっぱり。あるんだろうね。

S:でも、だってそれは一部の方ですから。

オ:そうよね。

S:それで、テッコさん。先生もなさっているテッコさんこんばんは。

t:こんばんは。今日は早く参加させて頂いております。よろしくお願いいたします。

S:テッコさんのお話ってね。やっぱり人にいろいろ教えるっていうお仕事をなさってるから、すごい直球で胸についてくるものがある感じがするんです。

t:ありがとうございます。まぁド直球でヨケながら皆さんいらっしゃるんじゃないかと思うんですけれども。今ね、宮本さんのお話を聞いて、地域性ってとっても大きいなあっていうのを感じました。で私はうなぎの浜松で生まれ育ったんですが、浜松っていう土地がですね。西と東の中央部にあたりまして、うなぎの捌き方とかが両方あるんですね。で私、そういう文化に育ったせいなのか、いろんな方とお話しするのが、これが苦ではなく。そういう意味で心の距離感をとるのが慣れてるっていうか、色んな人がいるから、色んな人が入ってきてもOKって感じが凄くあるかもしれないですね。

遠:浜松は僕ね、昔ですけどイベントで90泊ぐらいしたことあるんですね。本当にそれぐらい、遠州鉄道っていう鉄道がありますよね。あそこの運転手さんやガイドさんが泊まる宿舎を一棟借り切ってね。それで皆さんが東京から押し寄せてイベントやったんですけど。浜松っていいとこですよね。まず日本一日照時間が長いと言うね。

t:私、小さいころから、日本のカリフォルニアって呼んでたんですけど。

遠:いつも天気が良いんです。私が行った時はね。

t:そうなんです。風は、やっぱり遠州の“からっ風”ってゆって、結構吹いてるんですけれども。なんだか家康さんが少し居たこともあるんだけど、浜松ってとてもカジュアルな町だと私は感じていまして。新しい人たちが一杯入ってきても、Okって感じの街だと思うんですね。

遠:変な知識ですけどね。皆さんもご存知だと思うんですけど、家康が江戸に移る時に、浜松のあの辺の皆さんをみんな引き連れて行っちゃったじゃないですか。つまり江戸弁の元は浜松弁だっていうね。ご存知でした。

t:ちらっと前に聞いたことありますけど、まさかねと思ってました。

遠:それはそうだろうと、あの辺の方言で、江戸にそのまま行っちゃった訳だから、急に東京弁が出るわけねえよな。やっぱり職人さんも行ったしね。だからそういう意味で浜松弁がどういう風にあるのか、浜松行ったんだけど浜松弁っていうのをあんまり覚えがないんですけどね。

t:昔の浜松弁とか遠州弁っていうのは「何とかだにぃ」「なんとかだもんでねぇ」とか。

S:名古屋弁も「だで」と「だもんで」は使うんですよ。まあ近いですからね。

オ: nonさんゆってるね。

t:そうそう。nonさんは、いつもなんか近いものを私は感じております。

遠:またちょっとだけ話すとね。僕は、九州の長崎なんですけど。長崎ってのは入り江がクネクネ海岸線が続いてるわけなんですよ。それである時、私が高校の時に長崎市内のほんの距離的に言えば五キロもないような港町があったりするんですね。で、その港町から偶々トンネルが通じたんですよ。それで今までは市内の学校に来れなかったのが、トンネルが開通したもんだからね。僕の学校にも来たんですよね。そこの港町の兄ちゃんたちが。それで初めて話したんですけどもね。お互い五キロも離れてないお兄ちゃんとお兄ちゃんが話が通じなかった時ありましたね。一時期ね。方言っていうか、昔ってそうだったんでしょうね。通じない地域は全く隔離というわけじゃないんだけど、行き来が無くてね。そうすると、ちょっとだけ僕はまたテーマに則ってコミュニケーションって意味で。例えば僕なんかの時代でも、今でもそうかどうか知りませんけど、やっぱ東京は憧れの土地でね。憧れの東京行きたくて行きたくてしょうがなかったんですけど。市内でも、お嬢様学校みたいなところがやっぱりあったりするんですけどね。そこの子供達って、みんなNHKで東京弁を習っちゃってね。大学の付属の小学生たち、女の子がバス乗ってるとね。「だからあれしちゃったのよ」なんて「お前、長崎弁しゃべれ」と言いたくなったことがありましたけどね。さすがに言いませんでしたけども、その辺の子供たちがね、東京弁でしたよ。つまりこれもまた堅苦しいこと言うけど、要するに中央集権制のための、あれですよね。そうすると東京に出て、要するに方言でしゃべれないもんですから、東京弁で喋ろうとすると今度またね距離感があるんですね。私みたいな田舎者の距離感、東京人とのね。ずいぶんありましたなあ。


S:それで行くとアカさんに話しかけたいんだけどアカさんは、あっ来た、よかった。

赤:自分はね。コミュニケーション能力が低いんですよ。本当本当。本当低くくて、自分が考えている事とか、やりたい事とか、そういう事をずっとやってきた訳なんですよ。で、そこになんか集まってくるっていう感じなんね。学生時代からなんとなく、自分が楽しいことをやってたら、周りにどんどんどんどん人が集まってくるっていう、そんな感じなんですよ。だからなんだろうね。コミュニケーション能力っていうのは、余りないのかもしれない。

S:楽しい所には近寄りたくなりますもんね。

赤:みんなで楽しめるのって最高じゃないですか。

S:最高最高。遠藤さんとアカさんは特にそういう雰囲気がするんですよ。

赤:なんか遠藤さんは凄いよね。

遠:ほーそうか。

赤:不思議だもん。(笑)自分はね。唯一、コミュニケーション能力がないなあと思って必死になって頑張ったのは、矢張りあのアメリカに行った3日間。

遠:笑っちゃいけないですもんね。そりゃそうだよね。あれは必至だろうなあ。

赤:なんとかしなきゃいけないしっていう部分で、もうボディー・ランゲージですよ。

遠:本当分かるな。

赤:それと、もう一つ言っていい。西の人たちってズルいよね、喋り方が。みんなね、話してる内容もそうなんだけど…話し方がね、どうもこれズルいよなぁと思うんで。

オ:何がズルい!

赤:そう言うところがズルいんだよオラちゃん。もうね、言葉だけで笑わしてくれる、ほっこりしちゃうもんね。怒ってるんだか怒ってないんだかも分かんなくなってくるしね。

オ:オラちゃんはね、基本怒ってない。

S:でも怒ってる様に喋る人いますよね。スピードが速いからそう感じるのかなあ。

オ:早口だと、そういうふうに感じるかも。

赤:凄いそんな感じするんだけど、全然なんかおかしくて笑っちゃって。これ笑っていいところなのかっていうね。気にしちゃうんだよね。

宮:今ちょっとお聞かせいただいて、ズルいっていう言葉があったんですけど、なかなか上手いこと言ったなと思ってね。どういうのかな、本当勘で言ってしまってるんでね。何の理論も何も裏付けもないんですよね。ただ、早口でしゃべると怒ってるかもしれないみたいなことは、言われないと本人気いつかへんのですわ。で、「あるまま」の23回かな、二回目の方はね、私、むっちゃむちゃ早口で喋ってしまったんで、遠藤さんに申し訳ないことしたなと思って。

遠:なんもないよ。

宮:一気にガンガンガンガンと言いたいことを、機関銃みたいに喋ってしまって申し訳ありませんでした。

S:想いが溢れたのは確かですね。
あっ、タツオさんこんばんは。

タ:こんばんは。

S:タツオさんはクレーム処理班として、コミュニケーション能力の達人じゃないですか。

タ:僕なんてもう全然ですよ。すぐ感情的になって、本当に恥ずかしいですよ。

S:でも最終的に丸く収めるんでしょう?

タ:どうなんでしょうか。収まっているのか収まっていないのか分からないですけど。どっちかったら、こう突っかかって、先に特攻野郎みたいな感じになってますから。

S:アカさんじゃなくって、タツオさんが⁉︎

タ:そういう感じになっちゃってますね。最近ね、もう口が悪くて。反省することばっかりです。

S:でも正直にお話しできますもんね、タツオさん。

タ:頭悪いんじゃないですかね、結局。

S:そんなこと言ってない。

t:タツオさんこんばんは。私はタツオさんの大ファンなので、ちょっとコメントさせていただくと。矢張り本音を言うって中々生きている中で難しいんだけれども、例えば本音を発したときにあの凄く心を動かされるっていうか…いつも私、タツオさんの言う通りだなあって思うことが多いんですね。なんで、自分の感情をストレートに言うっていうことも素晴らしいコミュニケーション能力だなって私は思っていまして、すごく学ぶとこが多いです。

タ:そんなこと言われたの生まれて初めてです。僕ね、ある人に言われたことがあるんですけど。なにかの会議の飲み会の時にですね「お前はイイこと言うんだけど、一回のみこんでから喋れ」って言われたんですよね。

t:多分ね、タツオさん。それってとっても日本的な考えで。私、アメリカに叔母が在住してるんですが、叔母はね、タツオさん以上にド・ストレートです。なので、うちの母が昔よく言ってたのは、日本に上陸したらもう敵ばかりになるから、一週間で帰ってくれって言ったらしい。だから、日本の中で割とはっきり言うって言う事が余りないから、そういう風に目立っているだけであって。結構ね。もう本当。うちの叔母が来たら、機関銃の如く皆さんにもお話ししてくんじゃないかなと思うぐらい。それくらい、例えば住む場所によってコミュニケーションって違うんだっていうことが、とってもあると思うんですね。なんで、それをわきまえると、そこに住んでる人とどういう風に話をしたらイイかって言う糸口が見つかるんじゃないかなと思います。済みません、また偉そうなこと言って。

タ:だから僕、いつもアカさんとかと喋ってると、本当にツッコミどころがいっぱいあるんでね。なんとなく、その人の言ってる事が分かるっていうか。人柄が見えちゃうような時はありますよね。

赤:ツッコミどころいっぱいじゃなくて、ツッコんできてるじゃん。

オ:関西人顔負けのツッコミやアレは。

タ:どう考えてもツッコんで欲しいとしか思えないような話ばっかりするんだよね。

オ:アカさんツッコミどころ満載やもんね。

タ:そうですよね、オラさん。

オ:もう、イジリ倒したくなるようなね。

t:これは北海道コミュニケーションっていうんでしょうかね。

赤:大目に見てよ〜。

〈クジラ村会議・終わり〉

遠:皆さんがなんとも楽しそうにね、お話なさっていいですね、こういうトークっていうのはね。

S:やっぱり方言って面白いですよね。

遠:だいぶなくなってきたけどね。僕なんかは方言って大事だなぁなんて、本当に思いますね。

S:広島弁の“ジャケン”なんて、本当刺さるというか。

遠:やくざ映画でね。出てきたり“ジャケエノー”なんてね、あれ、いいよね。僕、大好きなんだよね。

S:遠藤さんが言うと、ちょっと怖いんだよな。

遠:あれ、そうか。じゃあ今度いろいろ考えてみよう。

S:こんな感じでクジラ村会議もやってますので、ツイッターでその都度開催する時はお知らせしますので、よかったら皆さん参加して下さい。と言うことで、第24回「人生、あるがまま」ここまでのお相手は

遠:120°禅 遠藤翠と

S:元ラジオD•Sattomoでした

2人:バイバイ。

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