代表ウィーク終盤戦に向けてのボヤキ

A代表としてはU-24相手に3-0、タジキスタン相手に対して4-1。二次予選突破も決めており、Jリーグ組で挑んだらまぁそんなもんだろうと。

むしろここからはU-24に本腰を入れなければならない期間。やるかどうかは未定だし、未だにウダウダ文句言ってる連中が減らないが、まぁそんな奴らは放っておいて、アスリートとしては自らのコンディションを上げて本番に素晴らしいパフォーマンスを見せるのが仕事。

最終予選やW杯本戦になればオリンピックは終わっているので、欧州組のU-24世代はJの中堅世代よりは成長してくるはずだし、三笘薫、旗手怜央、田中碧、上田綺世辺りはオリンピックが終わる頃には恐らく日本にはいないであろう。特に上田綺世は、2年前の大学在籍中にコパ・アメリカへ参加した選手だ。本気の南米選手たちとマッチアップしたこともあるし、Jリーグの限界には気付いたことだろう。この四人には今夏にでもオランダ、ベルギー、ポルトガル辺りにチャレンジしてもらいたい。

Jリーグの若いスターがヨーロッパへ移籍する事に否定的なJリーグファンの気持ちもわかるが、現実問題Jリーグのレベルはヨーロッパのトップオブトップとは掛け離れている。違いすぎて、違う競技をしているようだと内田篤人氏も語っている以上、今いる環境でコンスタントに結果を出したならば、さらに厳しい勝負の世界に見を置かねば成長は止まってしまう。そしてその勝負の世界の経験を、まだまだ持ち帰ってきてもらわなければならないのがJリーグの現実だ。アジアで強いことだけでは世界クラスで戦えることの証明にはならない。Jリーグがアジアの、特に東南アジア方面のレベルアップに貢献するために、リーグの市場を高めるためにヨーロッパへ選手を売り込む窓口とならねばならない。

しかしそれでいて、日本人がパッと集まって練習ができれば、ヨーロッパや南米のチームにはない独特の崩しを、ヨーロッパのスピードとインテンシティでやれるという鎌田大地の言葉もある。本気で戦う強豪国に日本が勝つためのヒントが、そこにあるはずだ。


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