ビジネス横文字についてのボヤキ

最近、というわけでもないが、ビジネス横文字が鼻につく、といった話をよく耳にも目にもする。
ホワイトカラーのサラリーマンがよく使うが、世の中そんな人ばかりではない。しかし彼らはそれを意識せずに使ってしまうからこそ、耳にするし目にする機会が多い故に、そういった話が定期的に浮上してくるのだろう。

私自身もホワイトカラーのサラリーマンではあるが、オフィスで数字や言葉と戦うビジネスマンではなく、どちらかといえば現場で働くブルーカラーに近い人間だ。なのでそういったビジネスマン達の社会とは少し縁遠いところにいるので、知らない言葉は実際多い。鼻につくまではともかく、何を言っているのかよくわからない、といった気持ちはすごくよくわかる。

ただ、これはビジネスマンが世の中に少なくない数いて、そういった人達が彼らの界隈の外にいる人達にも同じ感覚で話してしまうから起きてしまう。

似たような話で、以前私はインターネットミームについて書いたことがある。その記事をまた読んでもらえればと思うが、あれは「方言のようなもの」として書かせていただいた。
ビジネス横文字も似たようなもので、ビジネスマン達が共通知識として当たり前のように業務内外で使うから、界隈を知らない人達からしたら鼻につくということなのだろう。

本来ならそういった界隈にいなければ「見なくて済んだもの」「触れる必要のないもの」だったものが、インターネットの発達で目にする機会が増えたことは間違いなくある。ただ、見たくないものを目にしない世の中にはどうあがいてもできないので、不要な情報は自分でシャットアウトする能力が必要だと私は感じている。

その情報が自分にとって有益なのか有害なのか影響がないのかの判断は、自分にしかできないのだ。考えることから逃げずに、判断してもらいたい。

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