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早起きは3文字で「ねむい」

夏至が近い。朝4時前には明るくなっている。

明るさを感じながら起きるのが好きなので、窓の近くに布団を敷いている。夏に向けてカーテンは光を通しにくいタイプのものを使っている。だがしかし、寝相の関係でカーテンと窓のすき間が見える位置に頭部が移動してしまっていることがしばしばある。起床予定時刻まで数時間あるのに、まぶしさで眠りが妨げられてしまう。

意識が浮上するとトイレに行きたくなる。一度トイレに起きてしまうとなかなか寝付けなくなる。やっと眠れたと思ったらまもなく起床のアラームが鳴る。結果、睡眠時間が短くなる。

早起きは3文の得というが、それはじゅうぶん睡眠を取った上での話であろう。寝不足で得をした記憶はない。土日は日の出を遅らせるとか、ちょっと気をつかってもらえないものか。


この時期は日が長い。

いちばん日が長いこの時期に雨が続くのはもったいない、と小麦育種の大先輩が言っていた。植物にとっては、太陽のエネルギーをもっとも長時間受けられる時期でもあるのだ。

特に小麦は、ここからひと月弱の日照時間が実りを大きく左右する。数年前、6月中下旬の北海道に梅雨前線が停滞したことがあり、小麦の収穫量ががた落ちとなった。

なお、この時期はまだ気温が低いことも多いが、稲と違って低温でも活発に光合成できる特徴が小麦にはある。栽培される時期に適した特徴をもっているものだと感心する。


そう考えてみると、早朝からまぶしいのはとてもありがたいことである。まぶしいなんて言っていたらバチがあたるな。


頭だけ押し入れにツッコんで寝るか。