エジソンは偉い人

今日はさくらももこ展に行ってきた。


すごくよかった。原画から小学校の時の作文までものすごい量の展示があった。再入場ができなくて、逆走もなんかあんまりできる雰囲気じゃなかったので一個一個の作品をちゃんと読んでたら2時間以上かかった。けど、飽きない。全部面白い。
当たり前だけどとんでもない量の絵や文章や作品を作ってたんだなと思う。ちびまる子ちゃんからコジコジ、エッセイや作詞も、その合間でラジオとかもやってる。冷静に考えてこの人多忙すぎるだろと思ったけど、作品からその匂いが一切しないのがすごい。ずっとゆるくて、ずっと楽しそうに書いてて、「これを作るとき大変だったろうな」という隙が見えてこない。そもそもそんなこと考えてないような気もしてくる。いやわからない。でもどうでもいいくらいに面白いことを書いてた。いいな。
純粋にすごくいいなとだけひたすら思える展示だった。
俺はこんなにさくらももこ好きだったっけ。
いいな。ああいう仕事ができたら理想だな。
作詞を頼まれても「ピーヒャラピーヒャラ おどるポンポコリン」と提出できるような人でいたいね。

昨日は2万歩、今日も1万歩歩いた。最近すごい。今度こそダイエットに成功してしまうかもしれない。
そしてついにプロテインまで飲み始めた。もう役満だ。麻雀やらないから役満が何かわからないけど、とりあえず今の俺は役満だ。いい意味の役満。いい意味の役満?
ダイエットって面白い。
どんなにお金持ちでも、仕事できる人も勉強できる人も、ダイエットは失敗していたりする。つまりダイエットはお金持ちになるくらい難しい。
失敗すればするほど難しさに気づいていく。思えば十年くらいはダイエットしている気がする。大学卒業くらいから「やばいかな」と思い始めて、そこから一週間に2回くらい「今日はサラダ、と」みたいに気を使うという、小さなダイエットを続けてきた。
それなのに全然痩せなかった。だったらそんな10年間もダイエットしなきゃよかった。なんかムカついてきた。「痩せたい」とか思ってる時間を暗記とかに使えばよかった。多分今頃税理士かなんかになれてたと思う。太った税理士。
そう考えると、ちょっとずつ思い続けるということはだいぶ無駄だ。太った税理士になってから稼いだ金でジムに通えばいい。なんかダイエットを通して真理に気づいた気がする。
だったら毎日「売れたい」と考えることも無駄だ。
「いつか海外行きたい」も「いつか転職したい」も全部無駄だ。
チリは積もってもチリだ。というかチリは積もらない、風で飛んでっちゃうから。
おっきい石を探せ、おっきい石を積み重ねろ。太った税理士がそれの上で笑うのだ。

自分の悪い癖。
途中まで考えて、よくわかんなくなったら「もういいや」ってなるところ。

自分のいいところ。
それでもいいと思ってるところ。

特にやる予定のない集団コントを2本考えた。
やらなきゃいけないネタは考えられてないのに、やる必要のないものは楽しくて考えてしまう。これを後輩に話したら「楽しそうですね」と言われた。
やらなきゃいけないことを考えてる時、人はどんどん楽しくなさそうになってしまうのかもしれない。
そういえば三年前、コンビ組みたてのときは「自分のピンネタじゃないしな」と思いながら作ってたので楽しかった。
無責任に作ってたネタが今でもたまにやるくらいのお気に入りになっている。

やらなきゃいけないコントなんてない、ということを改めて思い出さなきゃいけない
なんか最近不甲斐ない結果が多くて色々考えてしまったが、そんなことで悩んでる場合じゃない。

事務所ライブで舞台上でガムを噛むネタをやったら下に落っこちた。
それでいい。

いやよくない。
よくないな。

よくないけどよくないと思うことはよくない。
だからいいと思う。

次はもっと面白くなる。


松尾芭蕉の句で好きなものがあります

「松島や ああ松島や 松島や」

自分が俳人だったらこういうのばっかりいっぱい作ると思う。

そう思う。

oyasumi

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