選挙が終わって、私が思うこと
参議院選挙が終わりました。
いや〜驚きましたね!
前々日の元総理暗殺からの自民党大勝。
私の読者の方には、かなりガッカリしたという方が多いのではないかと思います。絶望して、落ち込んでいる人もいるかもしれません。
そんな方への励ましになるかどうかわかりませんが、私が今思うことを書いてみます。
言いたいことは3つ。
1 選挙・投票では権利を守れない
2 絶望しない
3 今を生きる、明日につなぐ
です。
1 選挙・投票では権利を守れない
今回の選挙でハッキリしたことは、選挙では自分たちの権利を守れないということです。
これから岸田政権は改憲を狙ってくるでしょう。議席数からは国会通過はほぼ間違いなし、では国民投票で止められるか?
今回の選挙結果を見れば、改憲案がどうであろうと、国民投票の反対多数で廃案にすることは難しいように思います。
票は数えられているのか?
まず、私たちが投票した票が本当に数えられているのか?検証できません。
近年、開票開始の20時ちょうどに当選の発表がされる選挙が多くなりました。都知事選もそうでしたし、今回の参院選でも多くの自民党議員が20時に開票0%で当選と決まりました。当選確実ではなく、当選です。
私は選挙が不正だと決め付けているわけではありません。ただ、検証できないのは問題だと指摘しているのです。統計学だ、出口調査だと言うなら、そのデータと計算式を公表すべきだと思います。
こういう話もあります。
投票用紙を鉛筆で書かせるのはなぜ?
同じ筆跡の大量の票?
選挙システム会社の筆頭株主は自民党?
それぞれが本当かどうかはわかりません。しかし様々な不正が可能であるとは思います。そういう不正がないということが誰にでも検証できるようにしなければ、不正がないとは言えないはずです。
検証できるようにせずに「不正なんかあるわけない!不正する奴なんているわけない!信じろ!」というのは、もはや性善説か信仰に過ぎないでしょう。
手品師だって、はじめに手に何も持っていないことを示してからいろいろなものを出して見せます。選挙では投票箱が最初に空だったか、後で書き換えられていないか、交換されていないか、数えられているか、確かめようがありません。
不正がないことを検証可能な形で証明するのは行政の側の責任なはずですが、検証の仕組みは無いようです。毒チンの有効性・安全性を検証するのは接種を推進する側のはずなのに検証されていないようなものです。
こうした不正は大規模な開票作業でこそ行いやすくなるでしょう。丸だけの国民投票など最も簡単に操作されそうです。
スターリン『投票する者は何も決定できない。投票を集計する者がすべてを決定する。』
は日本でも同じかもしれません。
不正がないとしても期待できない
とは言え、仮に選挙に全く不正がないとしても、今回の選挙では自民党・改憲勢力はやはり勝ったのではないかと私は思います。(ここまで圧勝ではなくとも)
それはマスク率や接種率を考えると、感染対策や毒チンに賛成している人が多いことが明らかだからです。
それらに反対する政党が議席を得ることは今の日本では難しいのが現実と思われます。
選挙の投票は、学校などでのテストに似ているように思います。それぞれが自分が正解だと思う回答を書いて提出するところは同じです。
テストでは、難しい問題ほど正答率が下がり、間違った回答をする人が増えます。同様に選挙では難しい局面でほど間違った回答を選んでしまうのは、多数決で判断する民主主義という仕組みそのものの欠陥であるように思います。
その端的な例は、ナチスドイツのヒトラーでしょう。彼は選挙で民主的に選ばれたのです。
今の日本もとても難しい状況です。正解率はかぎりなく低くなっても、仕方ないのかもしれません。
2 絶望しない
選挙や国民投票に希望が持てないからと言って、絶望する必要はありません。
考えてもみてください。あなたが今ガッカリしているのは、選挙で期待が外れたからでしょう?そしてこれからの日本の先行きが悪くなると予想しているからでしょう?
選挙への期待が外れたように、あなたの予想はけっこう外れるのです。
これからの日本が悪くなるという予想だって外れるかもしれません。
私たちは、複雑系という無限の可能性の場の中にいます。どんなスーパーコンピューターでも、未来の予測はできません。天気予報だって、今日明日の天気すらよく外します。(それなのに開票ゼロ%で当選を確定するのもまた不可能なように思われます)
先の戦争が終わった時、日本の経済成長を予想した人がどれだけいたでしょうか?
2019年に2022年はこんな世の中になると予想できなかったように、これから先の世の中も、きっとあなたが思いもよらないものになるはずです。
先が見えないのは当たり前。どこへ行くのだって、次の角を曲がるまで、その先は見えないでしょう。どんな時も、一歩一歩進むだけです。
選挙や国民投票に期待できないからと言って、何もできないわけでもありません。古今東西、ガンジーやキング牧師のような素晴らしいリーダーの多くは、選挙で選ばれた人ではありません。
インド独立も公民権法も、選挙で勝ち取ったわけではありません。
そんな運動をする権利すら、当時の法律では認められていなかったのです。
選挙や投票に期待できないからこそ、選挙や投票が無効だとわかったからこそできることもあるでしょう。
自民党の大勝がもたらすもの
『驕れる者も久しからず』とは平家物語の言葉です。「平家にあらずんば人にあらず」と言ったのは平清盛の義弟平時忠ですが、そんな時忠は生涯に3度流罪になり、結局3度目の流罪中に死にました。
栄えたものは衰えます。
中国の道教の開祖老子はこう言っています。
「これを奪わんと欲すれば 必ず姑(しばら)くこれに与う」
縮めようとするなら、まず伸ばしてやる
弱めようとするなら、まず強くしてやる
追いだそうとするなら、まず味方に引き入れる
取ろうとするなら、まず与えよ
実は平家を滅ぼしたのは、気候変動による養和の大飢饉と、平清盛が押し進めた銅貨の暴落でした。米などの物価が高騰し、銅貨で蓄財していた平家は一気に財産を失ってしまったのです。
源平合戦はその結果のトドメとなったのです。
その平家を滅ぼした源義経は平時忠と同じ年に死にます。源氏の将軍も3代で絶えます。
飢饉のように難しい時代というのは、どんな政権にとっても運営が難しいものです。それでもその時に政権を担っていた者は責任を問われます。
今、気候変動(温暖化ではない)が起こり、食糧危機が起こされつつあります。(未来はわかりませんけど)
そして、それを画策する者たちのドルや仮想通貨を基軸とした経済は、ロシアらが進める金・天然ガス・肥料などの現物と交換可能な新しい経済システムに押されています。
円は自民党が大勝してさらに独歩安です。
ロシアに経済制裁した欧米諸国では、インフレが止まりません。
各地で政府への反発が強まっています。
オランダ等で農民たちが蜂起しています。
これから日本が難しい時代に入るとしたら、その責任を問われるのは自民党になるでしょう。
その後に大きく成長するのが、今回敗れた勢力になるかもしれません。
例えるなら、6600万年前に隕石が落下した時、大きな体で繁栄していた恐竜などは絶滅し、当時、小さな体で細々と生きていた哺乳類がその後に繁栄するようなイメージです。
そうすると、今回の選挙では破れて良かったということになるかもしれません。
3 今を生きる、明日につなぐ
未来はわかりません。だからこそ、今を大切に生きる必要があります。
先行きが絶望的であればあるほど、今、この瞬間の素晴らしさが貴重になります。
空気が吸えること、美味しいものを食べられること、大好きな人に会えること。そのどれもが、今あることは奇跡なのです。
人生の意味は、誰が決めるものでもありません。自分の人生が4年であっても、40年であっても、400年であっても、
「大好きだよ、ありがとう」
と思って逝けたらいいと思います。きっとあまり長くない方が、そう思えるかもしれません。あまり長いと、大好きだよと言う相手が先に逝ってしまっていることが増えますし。
感動できるうちに感動して、感謝できるうちに感謝して、言えるうちに言っておきましょう。
そして願わくばその感動と感謝を、明日に、誰かに、次世代につなぎましょう。
どうしたら生き抜けるのか、大切な人を守れるのか、命をつなげるのか、その時々で最善を尽くして生きましょう。
この無限の可能性の場の中で。
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