アホウドリと日本人の7つの共通点
(むかしむかし、はるか未来の大昔、あるところで、アホウドリと日本人が仲良く漫才をやっておりました)
アホウドリ「どうも〜、アホウドリです」
日本人「どうも〜、日本人です」
アホウドリ・日本人「二人合わせて『アホウドリ日本人』ですが何か問題でも?」
日本人「ちょう待て!問題あるわ!『アホウドリ日本人』言うたら日本人がアホウドリみたいやないか?」
アホウドリ「ほな『ダブルアホウ』でいく?」
日本人「なんでやねん!『ダブルアホウ』言うたら日本人もアホウってことになるやないかい!」
アホウドリ「ちゃうの?」
日本人「ちゃうちゃう!日本人はアホウちゃうよ!」
アホウドリ「え?日本人はチャウチャウやったん?」
日本人「アホ!チャウチャウちゃうわ!古典的な関西弁ネタ言わすな!」
アホウドリ「おしいな〜、そこは『チャウチャウちゃうんちゃう』までやってもらわんと」
日本人「やらんでええ!そもそもやな、お前がアホウドリなんて名前しとるから悪いねん。なんやその名前、ただの悪口やろ!」
アホウドリ「なんやと〜!ふざけるのもいい加減にせえ!お前ら日本人がアホウドリと名付けたんやないかい!」
日本人「え?そうやったん?それはごめん…」
アホウドリ「ごめんですむか!そんな無礼な名前つけたの日本人だけやで!英語では『アルバトロス』言うてかっこええ名前もろてんで!」
日本人「アルバトロス!なんか聞いたことあるな?ゴルフ用語?」
アホウドリ「そうや!パーより3打少なくホールアウトするのがアルバトロスや。イーグルよりすごい、ダブルイーグルとも、ホールインワンより難しいとも言われとるんやで!」
日本人「それは凄い!アホウどころかパーでもないねんな!」
アホウドリ「アホちゃいまんねん!パーでもないねん!アルバトロスでんねん!...って40代以上しか知らんギャグやらすな!」
日本人「幸せ…」
アホウドリ「日本人とアホウドリには、多くの共通点があるんやで」
日本人「あんまり嬉しないな」
アホウドリと日本人の共通点1 高い効率性・持久力
アホウドリ「うちらの翼は旅客機並みに効率の良い形をしていて、風を利用して羽ばたかずに長時間飛べるんや」
日本人「日本人も空気を読んで言われんでも長時間労働が得意やな」
アホウドリと日本人の共通点2 一夫一婦制
アホウドリ「アホウドリのオスメスは一度つがいとなったら基本的に死ぬまで添い遂げる。オシドリ夫婦なんて言うけど、オシドリは繁殖ごとに相手を変える。一生仲良い夫婦は『アホウドリ夫婦』と呼ぶべきや」
日本人「『おたくはアホウドリ夫婦やね〜』って…悪いけどほめられてる気せえへんな…。日本人も昔は多くの夫婦が一生添い遂げたな…最近は離婚率35%になっとるけど」
アホウドリと日本人の共通点3 長生き
アホウドリ「うちらは鳥の中ではかなり長生きで、平均寿命は30年、最大寿命は60~70年も生きるんや。『鶴は千年』と言われる鶴の実際の寿命25年より長いんや」
日本人「確かに日本人も長生きやな。しかし仮に『アホウドリは五千年』ということわざがあったとしても、あまりめでたく感じられへんな。見舞いに千羽アホウドリ持って行ったら怒られるやろ」
アホウドリ「さっきからなんやねん!お前らがつけた名前のせいやろ!」
日本人「す、すまん。しかし、そんな凄い鳥になんで日本人はアホウドリなんてつけたんやろ?」
アホウドリ「…逃げなかったからや」
日本人「逃げなかった?何から?」
アホウドリ「お前ら日本人からや」
日本人「日本人がアホウドリを襲ったんか?」
アホウドリ「襲ったなんてもんやない。乱獲や。大虐殺や。明治時代、日本人はアホウドリを獲りまくって羽毛を輸出したんや」
日本人「羽毛を売るために狩られたんやな」
アホウドリ「うちらは無人島にすんどったから、ヒトを知らんかった。逃げるという習性も戦うという習性もなかったんや」
日本人「すぐ隣りで仲間が殺されていても逃げないから『アホウなトリ』ということでアホウドリか…」
アホウドリ「八丈島なんかではバカドリと呼ぶ」
日本人「東京弁だとますます腹立つな!」
アホウドリ「そして日本人はうちらアホウドリを推定630万羽虐殺した。1910年には羽毛貿易が禁止されたが、それでも乱獲は続いた。1933年には生息地の鳥島が禁猟区に指定されたが鳥島で噴火が起こったこともあり、1949年の調査では1羽も発見されず。絶滅したとされたんや…」
日本人「そんな…アホウなのはアホウドリやなくてアホウドリを絶滅させてしまった日本人の方やないか!」
アホウドリ「ややこしけど…ま…そういうことや…。
そして今、絶滅しかかってるのはお前ら日本人の方や」
アホウドリと日本人の共通点 4 絶滅危惧種
日本人「な、なんやて!」
アホウドリ「2021年、日本の人口は約61万人減った」
日本人「な、なんてことないわ。た、たったの61万人…日本人は1億2000万人もおるんやで」
アホウドリ「過去最大の人口減少で、死者数は約144万人、前年より6万7100人多く死んだんや」
日本人「高齢化しとるしな…しゃーないしゃーない」
アホウドリ「一方で、生まれた子どもは1899年の調査開始以来過去最少の約81万人、前年より約3万人減った。2022年上半期はさらに前年より5%下回り38万人と初めて40万人を割った。」
日本人「ち、ちゃんと半年で38万人も生まれとるやないか!」
アホウドリ「1人の女性が生涯に産む子の数(合計特殊出生率)は1.30に下がった。これは男女2人で1.3人しか子を授からないということだから、全員がちゃんと育って親になっても、1世代で人口が20人から13人に減るということや」
日本人「ということは、2世代で20人が8人、3世代で5人に減ってしまうということやな」
アホウドリ「実際、今の日本人口1億2000万人のうち、約5000万人は50代以上。年代別人口は今の40代1748万人を100%とすれば、20代は1249万人で71%、9才以下924万人で52%、40代の半分しかおらん。子供を産める女性はそのさらに半分。その人口減少がこれからさらに加速するということや」
アホウドリと日本人の共通点5 命を狙われているかどうか認識できない
日本人「そ、それってやばいの?」
アホウドリ「やばいかどうかわからんところがアホウドリと同じやっちゅうねん」
日本人「そうか、お前らアホウドリもやばいかどうかわからんかったから逃げんかったんやな」
アホウドリ「うちらは鳥島という鳥しかおらん島に暮らしとった。無人島やから人間はおらん。猫や蛇などの天敵もおらん。平和な島やった。だから襲われる、命を狙われるということが理解できんかったんや」
日本人「わかるわ、日本も島国やし、戦後ずっと平和やから、命を狙われるなんて考えられへんもんな」
アホウドリ「は?何言うとるん?今現在、お前ら日本人が命狙われとるんやで」
日本人「え?まさか?そんなわけないやん。誰に?どうやって?」
アホウドリ「ニホン政府やその上の連中に、毒チンでや。お前らは逃げんかったうちらをアホウ言うけどやな。うちらはお前らみたいに殺されるために自分から並んだりせえへんかったで!」
日本人「毒チン?ああ、あのありがたいコ○ナ〇〇チンのこと?え?アホウドリって陰謀論者?世の中にそんな悪い奴なんているわけないじゃん。人類皆兄弟、無料で〇〇チンを打ってくれるなんてありがたいよ〜」
アホウドリ「無料どころか税金77兆円以上使って、借金して全国民に8回分の毒買っとるわ。
それをありがたがって並んだ結果が、この死者激増と出生数激減や。真っ先に打ったイスラエルでも遅れた日本でも、ピッタリ接種時期と超過死亡(例年より増えた死者数)が一致しとるのがわからんか」
日本人「ま、まぁ最近死ぬ人が多いな〜、火葬場が混んどるらしいな〜、『たまたま』〇〇チン打った後だったとかよく聞くな〜とは思ってたけどね」
アホウドリ「それが、隣りで仲間が殺されとっても逃げへんかったうちらアホウドリと一緒やっちゅうねん」
日本人「そ、そんなこと言ったってどうすればいいんや?政府や世界の大富豪に歯向かったって、かなうわけないやろ!」
アホウドリと日本人の共通点6 抵抗する手段を持たない
アホウドリ「それもアホウドリと一緒やな。うちらも襲ってきたお前ら日本人に対して、何の抵抗手段も持たへんかった。いや自ら並ぶお前らと違って、できる抵抗はしたんやで。座り込みして卵を守ろうとしたり、ゲロ吐きかけたりもした。しかしそんなもんはお前らヒトには通用せんかった」
日本人「日本人も政府やマスコミの情報操作やWEF・WHOのやることに対して、何も手出しできないのと一緒やな」
アホウドリ「抵抗手段を持たない者は、抵抗する意志さえも無くしてしまいやすいんや。ポエニ戦争で一時はローマを追い詰めたカルタゴは、武装解除された後、徹底的に破壊され全員が殺されるか奴隷化された。大阪の陣で堀を埋め立てられた豊臣方、平和主義文化でマオリに虐殺されたモリオリ人、歴史上似た話はたくさんある。ヒト以外でも、ブラックバスに食われて激減した琵琶湖のアユみたいに外来種に駆逐される在来種はいくらでもおる。トトロもその生き残りらしい」
日本人「無駄な抵抗はやめろってやつか…」
アホウドリ「抵抗をやめた者は限りなく弱くなる。そうして逃げもせず、抵抗をやめて従ってしまえば、生かすも殺すも相手の思うままや」
日本人「日本人はいい人すぎるんやな。お人好しというか」
アホウドリ「は?ウチらを絶滅させといて何を寝ゴト言うとるんや。日本人は『いい人』なんかやないで」
日本人「そ、そうか?…お前ら鳥にはひどいことしたけど、人には優しいかな…と」
アホウドリ「お前ら日本人はヒトにもひどいことしとるで。アイヌって知っとるか?」
日本人「北海道の」
アホウドリ「そうや。北海道は元々アイヌが住んどった。1669年シャクシャインの戦いで松前藩はアイヌの首長たちを和睦の酒宴に招いては次々と謀殺していった。アイヌは人を疑うことを知らなかったため、次々と同じ手で殺されていった。今では、アイヌ語を話せる人はほとんどおらんようになって消滅の危機にあるらしい」
日本人「ひど!それが日本人のすることか!」
アホウドリと日本人の共通点7 弱い・下手くそ
アホウドリ「そう思うか?アホウドリやアイヌを滅ぼした日本人は、うちらからしたら『いい人』でも『お人好し』でもないねん。ずる賢い、抜け目ない奴らや」
日本人「そうか〜。じゃあ、そんな日本人がなんで今、いいように騙されて殺されてしまっているんや?」
アホウドリ「単に、相手がもっと上手だからや。日本人はかつてアホウドリやアイヌよりは強くて上手やったけど、今、世界経済フォーラムやWHOの連中より弱くて下手くそだからや」
日本人「下手くそ?何が?」
アホウドリ「生存競争がや。つまるところ、この世は生存競争やねん。弱肉強食や。それに勝った者が生き残る、負けた者は滅ぶ。生物の歴史も人間の歴史もその繰り返しなんや。万人の万人に対する闘争って奴や」
日本人「上手とか下手くそって、なんか、ゲームみたいやな」
アホウドリ「そうや、ゲーム理論とも言う。昔の言葉で言えば『兵法』やな。
どうやって相手に勝つか、どうやって生き残り、有利に物事を進めるかということや。戦争や経済からスポーツ、はてはヒトの恋愛のかけひきや生物の繁殖行動までゲーム理論で説明できる。日本ではあまり知られてないけど、世界で最も重要な研究分野の一つで、ノーベル経済学賞の多くはこの分野の研究者に贈られている」
日本人「その生存競争ゲームが、日本人は下手やということか」
アホウドリ「それに対して、この本でもゲーム理論の達人として紹介されているのが、このグレートリセットやウソライナ戦争の中心人物の一人、ジョージ・ソロスや」
日本人「相手はそんな達人なんか?」
アホウドリ「怪物やな。将棋やなんかのゲームした時、自分より下手な相手とやると簡単に相手を負かせることができる。相手が何も考えてないアホのように思える。ところが逆に自分より上手い相手とやると、自分がやることは何もうまくいかない。まるで自分が何もできず無力なように思える。そんな経験はないか?」
日本人「確かに。テニスでも柔道でも、ほとんどの相手があるスポーツやゲームでそうやな!」
アホウドリ「将棋では始まった時、基本的に戦力は五分や。先手後手はあっても、基本的にどちらが有利でもない。指せるのも上手かろうが下手だろうが一手ずつや。それでも上手い奴は下手な奴を圧倒することができる」
日本人「日本人とジョージ・ソロスらのゲームは、将棋のルールも知らん子どもが名人と指すようなもんやろな」
アホウドリ「圧倒的に弱い側にできることは何や?」
日本人「将棋で言えば投了、抵抗をやめて降伏することか」
アホウドリ「そうや。お情けで攻撃をやめて生かしてもらえるかもしれん。だから服従することも、ゲーム理論的には生存のために打つ手の一つなんや」
日本人「ということは、日本人が今、何も考えてない、お人好しで騙されやすいように見えるのも、ただ生存競争というゲームが下手で弱い者の無意識の戦略ということか」
アホウドリ「そういうことや。だがゲームで相手に『仲良くやりましょうね。相手の駒を取るなんてひどいことはやめましょうね』なんて言っても通じるわけあらへん」
日本人「約束が守られるのも、相手がこちらとの約束を守るのが相手にとって得な時に限られるんやな」
アホウドリ「平和が大事とか、暴力反対とか、そういうお題目とは別に、まずは全人類を含む全ての生命は生存競争というゲームを戦っているという現実を認めること。それは真理の一面なんや。もちろん全てそれだけではないけどな。そうすれば、相手は相手の利益のために生きているとわかる。自分たちが生き残るには相手の手を読んで、自分たちの利益のために最善の手を打つしかないんや」
日本人「最善の手って何?」
アホウドリ「それは一言では言われへん。将棋に必勝法が見つかってないようにな。例えば、将棋で相手が目の前の『歩』を一つとったら『王手飛車取り』を掛けられるような手や。それを陰謀論とか言って否定して目の前の『歩』に飛びつくような奴はすぐに負ける」
日本人「そのまんまマスク・〇〇チンに飛びつく日本人やないかい。どうしたら強くなれるんや?」
アホウドリ「一つ一つ、己を知り、敵を知り、生存競争というゲームのやり方を学んでいかなあかん」
日本人「そんな難しい競争より、平和がいいなぁ」
アホウドリ「平和平和言うのは、ある意味傲慢なんや。一方的にこっちの希望を言っとるだけやからな。ゲーム理論とは、相手にとって最善の手は何か?と考えて相手の手を読みながら、自分の最善と折り合いをつけていく道を見つけることなんや」
日本人「相手にとっての最善を考えるから、相手の手が読めるんやな」
アホウドリ「そうや。自分がこうしたら、次に相手がしてくる最善の手は何か?あるいは、こっちにとって最悪の手は何か?と考えて、その手に備えるのが基本や」
日本人「ある意味、ゲーム理論は思いやりの理論なんやな。難しいけど、生き抜くためにはそれが必要なのだという発想を持つだけでも全然違うやろな」
アホウドリ「そうや。お前らのご先祖様、かつての日本人は強かった。有色人種のほとんどが支配された西洋人の植民地支配を終わらせたのも、逆にその西洋人を蹂躙したモンゴル人の来襲を撃退したのも、当時の日本人にそれができる強さがあったからや。他の民族より、よく学び、よく考え、よく働く民族だったからや」
日本人「今の日本人は、そんなご先祖様からすればかなり見劣りするな。それでも1日1日、よく学び、よく考え、行動するしか無いんやな」
アホウドリ「アホウになるか、賢くなるか、自分次第や」
日本人「ところで、ふと思ったんやけど、アホウドリは絶滅したんやろ?なんでお前、生きてるの?」
アホウドリ「お!やっと気づいた?よくぞ聞いてくれました!アホウドリは1949年に一旦絶滅したとされたんやけど、実はその後、生き残っている個体が発見されたんや!」
日本人「おお!絶滅したようで、実は生き残ってたんか!」
アホウドリ「同じように逃げることを知らずヒトに絶滅させられたモーリシャス島の鳥ドードーと違って、
うちらは高い飛行能力を持っていたんや。だから乱獲と噴火で島が一時的に住めなくなっても生き残った個体がいて、噴火が落ち着いた島に帰ってきたんや」
日本人「よかったな〜」
アホウドリ「その後、繁殖も確認されて、アホウドリは天然記念物に指定された。蔑称であるアホウドリから、オキノタユウ(沖の太夫、沖にすむ大きくて美しい鳥)に改名しようとする動きもあるんやで!」
日本人「アホウドリっちゅう名前とはえらい違いや」
アホウドリ「ところがアホウドリが浸透しすぎて全く広がらへん」
日本人「インパクト強いからな」
アホウドリ「ま、ええねん。アホいうて『アホほどすごい』とか、良い意味でも使うしな。とにかく、うちらは絶滅の危機を生き抜いたで。お前らも生き抜けよ、日本人!そうやなかったら、次はお前らがアホウジンと名付けられるで!」
アホウドリと日本人の共通点8 絶滅が危惧されたが、実は危機を生き抜いていた…となりますように。
エンディングテーマ『アホウジン』もとい『異邦人』
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