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粉塵としての花粉・黄砂・PM2.5対策

 明日からかなり黄砂が降るようだ。今年の黄砂はここ10年で最強とも言われ、呼吸器感染症(とされる風邪様症状)の増加にもつながっていると考えられる。昨年も「第1波」とか言われたが、ビタミンDが枯渇し黄砂・PM2.5が降るこの時期は例年風邪症状が増えるのだ。 


 以前『花粉症とビタミンD』ということでアレルギー反応としての花粉症対策について述べた。


 今回はアレルギーという過剰反応ではなく、粉塵に対する正常な反応としての鼻水・涙・咳・くしゃみ等を減らす方法をお伝えする。

 身体は粉塵を洗い流すために必要で反応しているのだから、粉塵を身体にいれないようにするしかない。

 まず目を守る

 粉塵が体に入ってくる入り口は主に、目・鼻・口だ。
 このうち、一番無防備なのは目である。
 口は閉じればいい。鼻は鼻毛や粘膜のフィルターに守られている。
 目は周りに睫毛があるものの、目そのものは無防備で閉じたままでは生活がむずかしい。
 角膜は粉塵によって傷つきやすく、体にとって最も守りたい場所だ。
 だから、目に粉塵が入った時、身体は最も反応する。
 目を粉塵から守るだけで、涙はもちろん、鼻水もかなりおさまる。
 スキー用や水泳用ゴーグルをすれば完璧。(私は黄砂が降る日はスキーゴーグルして自転車に乗っている)
 社会生活を営む上では、花粉用のメガネというのもかなり有効だ。普通のメガネでもそれなりに効果はある。

度入りも作れる

 ワセリン

 ワセリンを目・鼻の周りに少し塗っておくと、粘着力と電気的に粉塵を引き寄せる効果で塗った瞬間からかなり楽になる。

 掃除機・吸引ブラシ

 帰宅した時、玄関に小型掃除機を置いておいて身体中(特に足周り)を吸引してから家に入ると、家に持ち込む粉塵がかなり減り、室内が快適になる。

 空気清浄機

 室内は空気清浄機が有効。メンテナンスを忘れずに。

 塩うがい・鼻うがい

 うがいはもちろん有効。ただし鼻詰まりの時は耳管から耳に水が入りやすいので、無理に水を押し込まない様に。逆の鼻穴から水が流れるのを確認しつつ行う。

洗髪・洗顔

早めに入浴し、特に洗髪・洗顔で髪や顔の粉塵を落とす。その際、洗い水と一緒に目に粉塵が入りやすいので注意。


 さて、有害なだけのような黄砂だが、実は土にアルカリミネラルをもたらしてくれ、日本で豊かな作物や魚が取れるのは黄砂のおかげだという話もある。

(👇黄砂の話は1時間50分から)


 最近、日本では隣国を迷惑なだけの存在のように感じがちだ。たしかに迷惑している面は多々あるのだが、お世話になっている面も多いのだ。
 黄砂に限らず漢字からドローンにいたるまで、中国からもたらされているものは数知れない。
 だから中共に甘い顔をするなど、もちろんあり得ない。

 武田先生が

「自分を変えないと」

 とおっしゃる通り。

 黄砂同様、その意味と害を知り、有効な対策をしつつ付き合っていかなくてはならないだろう。

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