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5・15デモ 在日外国人との真の連帯へ 入管法改悪反対に立ち上がろう!

AWC Youth A

前回3月13日の京都デモ▼

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 2月、入管法改正案が閣議決定され、国会に提出されました。4月に衆議院での審議が始まっています。今回の改正案の主な内容は、①3回目以降の難民申請者の強制送還を可能にする、②退去を拒否する外国人に対して刑事罰としての「退去強制拒否罪(送還忌避罪)」を新設する、などです。 これらは、非正規滞在者・難民の排除と抑圧を強化するものにほかなりません。今回の改悪案は、マスコミでも批判的に取り上げられ、国会前での入管法改悪反対の行動も盛り上がりを見せ、反対の声が可視化されてきています。しかし、自分とは関係のないこととして、改悪の内容をよく知らないという人がまだ日本社会の大多数だということも事実でしょう。
 このような状況の中で、今回の入管法改悪を止めるには、やはり座り込み、街頭宣伝、デモなどの街頭行動によるほかないと私たちは考えます。街行く人々に、社会に、入管法改悪反対の意思を示し、「声」を拡大し続けて行くことが求められているでしょう。
 デモで社会を変えることはできないと言う人がいますが、私はそうは思いません。「AWC Youth」では3月に入管法改悪反対のデモを行いました。30名の参加と数は少ないと思うかもしれませんが、このデモを行ったことによって、初めてデモに参加したという学生や、今までつながりのなかった人たちとの新しいつながりが生まれました。また、私は外国人当事者ですが、このようなデモに多くの日本人が主体的に参加したことは心強いと感じました。
 「外国人への差別を許さない」と口で言う人は多いですが、実際にこのような街頭行動の場でその意志を表明することがなければ、私はやはり心からその人を信用することができないのです。これは、多くの外国人が感じていることでしょう。学習で差別はなくなりません。差別は、実際の行動を通して、多くの人がそれぞれの立場で共に社会を変えていくことでしかなくならないと私は考えます。
 今回の入管法改悪阻止のたたかいでは、外国人との真の連帯が問われていると思います。外国人が日本社会の一員であり、権利を持つ主体であり、この社会を共に変革していく仲間であると考えるならば、この入管法改悪のたたかいに必ず立ち上がらなければならないのではないでしょうか。
 AWC YouthとAWC京都の呼びかけで、「入管法改悪反対!5・15京都デモ」を行います。5月15日(土)16時 京都市役所前集合。一人でも多くの仲間とこの日に出会えることを期待しています。共に入管法改悪を絶対に止めましょう!

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