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【人民新聞からのお知らせ】世代交代と新編集部発足にあたって。

 人民新聞編集部は4月より世代交代し、新体制による新聞発行に変わります。私たち自身も資本主義・国家主義を変革する社会運動の一つとして動きながら、国内外の多くの社会運動とともにありたいと思います。
 まず、新体制メンバーによって今後進めていく、新たな取り組みを紹介させていただきます。

①全てをオープンに
 財政状況、収支の変動、そういった内部の状態をできるだけ詳細に説明していきたいと思います。今まではカンパをいただき集まった金額のみ発表していましたが、それだけでは支援者の皆さんに不十分だったと考えています。今後は何にどれだけ使ったか、財政はどれだけ改善したのか、詳細を明らかにしていきます。
②TwitterやYouTubeでの映像コンテンツ発信
 時事問題を独自の視点で読み解くニュース解説を行います。紙面では文字数の制限があり伝えきれないことを、映像を通してよりわかりやすく説明したいと思います。人民新聞のもつ歴史や独自の視点から、人々の耳目を集めるニュースへ切り込んでいきます。
 また取材状況をリアルタイムで発信し、新聞社の日々の取り組みを追っていただけるようにします。SNSを通し発信することで、人民新聞を知らない人にも「市民のメディア」として親近感を持っていただけるように努めます。
③受刑者などへ時事問題を伝える活動
 人民新聞は刑務所受刑者の方々へ約50部の新聞を無償で贈呈しています。日本では犯罪を犯した人々を徹底して遠ざけ、社会と隔絶した空間に閉じ込めます。しかしその息苦しさは、市井で生きる人々にも影響していると思います。そこで、刑務所へ出向き面会し、受刑者の方々へニュースを伝える活動を始めたいと思います。小さなことではありますが、そういったアクションを通して誰も孤立させない社会を創るきっかけにしていきたいと思っています。

 またこれまで読者の皆様には、何度も暖かいご支援をいただきました。このことについて改めて感謝申し上げます。これまで何度も財政の立て直しを計ってきましたが、新聞発行に追われ、成果を出すことができませんでした。
 しかし今回、組織の抜本的な変革を行い、財政的にも新たな人民新聞の体制を作りたいと考えています。

①4月1日をもって、株式会社からLLP(有限責任事業組合)に変わります。
 LLPは「法人格のない組合」という位置づけで、内部自治による運営が特徴であり、それを最大限活かします。
②8ページの月2回発行
 これまで人民新聞は、創刊当初から月3回の発行を行ってきました。そのため常に時間に追われ、新たなアイデアを実行に移すことができませんでした。そこで新体制発足を機として月2回発行へ変更します。発行日は毎月5日と20日になります。その分生まれた時間を使い、綿密な取材や紙面外での発信にも力を入れていきます。今号や体制移行に伴う処務との関係で、4月5日、20日号はそれぞれ発送が5日ほど遅れますが、ご了承ください。

 非常に低予算からの出発となるため、カンパや「新体制基金」へご協力下さい。また発送費用の削減のため、PDF購読への切り替えもお願いします。本紙にご連絡下さい。
 今後とも本紙をどうぞよろしくお願い致します。

2022年3月25日 人民新聞編集部一同

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