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【デモ報告】10.25美浜3号もう動かすな!現地行動 老朽原発止めて脱原発へ

編集部 矢板進

 6月23日に再稼働した老朽原発・美浜3号機は、テロ対策施設の設置期限に間に合わなかったため、10月23日に稼働停止しました。10月25日は、テロ対策施設設置期限であり、これに合わせて、運転再開させないため「美浜3号もう動かすな!現地行動」が呼びかけられました。
 私は、主催者〈老朽原発うごかすな!実行委員会〉が用意してくれたバスで京都から参加。バスの中ではマイクが順番に回され、自己紹介をしました。自らの活動を語るひとが多く、もっとお話しを伺いたいと思いました。
 当日は1日中雨でした。特に原発前の海辺は冷たい雨でしたが、たまたま隣に座った方は、若い頃から関わってきた運動のなかでの一番きつかった雨の想い出話から、三里塚闘争や三里塚物産のらっきょう漬けの話を聞かせてくれました。
 私たちは、原発近くのシーパーク丹生でアピールとデモ。ふたたびバスに乗り、美浜町役場から関電原子力事業本部へ行き、意見書を提出。ルートを変えて役場へ戻るコースをデモ。関電前では数人がスピーチをしました。
 自家用車でも20年走れば、「よく乗った」と言われます。ただでさえ危険な老朽原発。しかも不備があっても、そのまま放置していたりと、ここのところずさんな管理不足による事故が相次いでいます。
 高浜を含む老朽原発はテロ対策施設完成後に再稼働したとしても、「使用済み核燃料の県外中間貯蔵地を2023年までに探さなければ、老朽原発を停止する」と関電が明言しています。中間貯蔵地探しは至難であるため、これらの原発が停まる可能性は大きいと言えます。老朽原発が停まれば脱原発への大きな波になります。
 今回はバスで参加しましたが、帰路の車中では、感想を言い合ったり、長年の運動のなかでのこぼれ話などを聞かせていただきました。こうした雑談のなかからも反原発運動の多様さや豊かさに触れられ、いい時間でした。機会があればまた交流していきたいです。


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