記事一覧
小峰ひずみ『悪口論 脅しと嘲笑に対抗する技術』書評ー生き様問う活動家の言葉
編集部 朴 偕泰 小峰ひずみ著/百万年書房/8月22日発売/248P/2400円+税 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784910053493 社会運動に行き詰まりを感じていた。新聞を作…
ドイツの新たな排外主義〔ショーヴィニズム〕第1部〔前半〕
ブエ・リュブナー・ハンセン (https://lefteast.org/the-new-german-chauvinism-part-i/より) 人は過去から解放されたがっている。それは正しい、なぜなら過去の影に…
イスラエルの歴史家呼びかけ 言論弾圧に抗して 親イスラエル・ロビーに勝利しよう
イラン・パぺ
7月7日「パレスチナ・クロニクル」/翻訳:脇浜義明
イスラエルのガザへのジェノサイドが続く中、それに並行してパレスチナに関する言論活動への弾圧が強化されている。一般国民は、主流メディアが提供する歪んだ報道以外に真実を知ることが困難になっている。
明らかに我々は、親イスラエル・ロビーが現在進行している「ナクバ」という歴史的事実を覆い隠すキャンペーンにはまっている。このキャンペー
カナダの原生林を破壊する木質バイオマス発電!? 見せかけのエコより本質的な体制変革を
ウータン・森と生活を考える会 事務局長 石崎雄一郎
5月にカナダのブリティッシュ・コロンビア州から、著書「マザー・ツリー」がベストセラーとなった森林生態学者スザンヌ・シマード氏と、独立系生態学者のレイチェル・ホルト氏が来日した。日本の木質バイオマス発電が、カナダの原生林を破壊していることに警鐘を鳴らすためだ。
日本で再生可能エネルギーと位置付けられている木質バイオマス発電は、近年急速に拡大して
小峰ひずみ『悪口論 脅しと嘲笑に対抗する技術』書評ー生き様問う活動家の言葉
編集部 朴 偕泰
小峰ひずみ著/百万年書房/8月22日発売/248P/2400円+税 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784910053493
社会運動に行き詰まりを感じていた。新聞を作りながら、単発的な行動を企画し、どこか一箇所に現場を定めることもできず、全ての不条理を変えたいと駆け回っていた。息切れを感じて、自分のやりたいことを見つめ直すために今は旅に出
「済州島4・3事件」遺族女性聞き書き 3度の戦争を超えて夜間中学へ
編集部 かわすみ かずみ
大阪市天王寺区茶臼山に、統国寺という寺がある。JR天王寺駅から徒歩10分の同寺には、「済州島4・3事件」(1948年、アメリカ軍政下の南朝鮮単独選挙に反発した済州島民の民衆蜂起を、韓・米軍などが鎮圧した事件)の慰霊碑が静かに佇む。慰霊碑には事件当時の済州島の行政区分や、事件の概要が刻まれている。
碑にある城山里(そんさんり)の文字をなぞりながら、かつて同地で亡き父母
ベルリン・ミッテ区の平和の少女像を守ろう!ドイツは日本の歴史修正主義に加担するな!
連載・いまベルリンでは 金津 まさのり(ベルリン在住)
(画像は6月19日「紛争時性暴力廃絶のための国際デー」集会で、花と蝶のメッセージに覆われた少女像)
ドイツのベルリン・ミッテ区の「平和の少女像」が、今年9月で撤去される危機に瀕している。
周知の通り、この像は旧日本軍「慰安婦」被害者をかたどった記念碑であり、2020年9月28日に設置されてから、今年で4年を迎える。
当初から日本政府の
万博主催者 爆発事故隠ぺい
今年3月の万博会場での爆発事故が、維新の会を追いつめている。当初点検口と床の破損のみと公表していた万博協会や大阪府市が、市民の情報開示や追及により訂正する事態となっている。爆発事故について取材した。(編集部・かわすみかずみ)
爆発事故は3月28日10時55分、夢洲1区のトイレ工事中に発生。点検口下のスペースに溜まったメタンガスに、溶接作業中の火花が引火したことが原因と見られる。
このスペース
『パレスチナ解放闘争史』出版の重信房子さんに聞く 民衆史としてのパレスチナ
2022年5月29日、元日本赤軍最高幹部の重信房子さんは22年という長い刑期を終え、出所した。
出所後、京都の集会で、重信さんは「自民党を、社会を変えなければならない」と言い、今後、市民運動に参加していきたいと話した。獄中で書き続けたパレスチナ解放闘争の歴史と実情をまとめた『パレスチナ解放闘争史』は、イスラエル·パレスチナ問題への深い憂慮が産んだ一冊だ。同書の出版から1ヶ月が経った今、パレスチナ
朝日新聞阪神支局襲撃事件 37年目の追悼式 記者たちの誓いあらたに
編集部 かわすみかずみ
1987年5月3日、兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局に目出し帽の男が押し入り、夜勤中の記者を銃撃した。小尻知博記者(享年29才)は銃撃により死亡。犬飼兵衛記者は胸ポケットの手帳で銃弾が止まり一命を取り止めたが、右手の小指と薬指を失った。高山顕治記者は、ソファの影に隠れ難を逃れた。あの日から37年目の今年、コロナ禍で中止されていた追悼式が5年ぶりに行われた。
支局前で、