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今後のこと

 一週間ぶりのnote更新です。365日投稿はどうしたと言われたらぐうの音も出ません。
 言い訳をさせていただければ、先週末の土曜にわたしの型落ちiPhoneくん(わたしが所有する唯一のインターネットの入り口)が何の前触れもなく危篤に陥り、強制デジタルデトックス状態となったのです。型落ちiPhoneくん(以下かたおくん)は月曜には峠を越えて一命を取り留めたものの重篤な後遺症が残り、インターネットが激重になってしまったのでした。まともにインターネットできない状態です。これが本当のダークウェブです。仕事で電話やメールが必須なので、かたおくんにはまだ現役でいてもらわなくてはなりません。病身のかたおくんをいたわる意味でデジタルデトックスを続けた結果、note更新は後回しとなった次第です。
 そしてさらに365日投稿の意義を問われることがありました。
 図書館でライティング技術の本をぱらぱら見ていたら「書くために書く文章はもれなく面白くないからやめなさい」的なことが書かれていたのです。
 そりゃそうだよなあ、としか申せません。
 書くために書いた文章は書かれた時点で目的を達成しているのですから、読まれるために書かれた文章ほど読むに適していないに決まっております。当たり前すぎる。これを書きながら存在感の薄い我が理性からも、読まれることを想定しないなら紙に書いてる日記でよくないか、という至極当然なツッコミが送られてきました。ごもっともでございます。
 そして、これが最大の理由なのですが、文章を推敲するには時間が必要だということです。文章はネタが八割とはいえ、荒削りどころか木材をドーン!と置いて、見てくれこの作品!は彫刻とは呼べますまい。
 それに文章学校では書く方法というより推敲する方法を習ったので、そこで学んだ技術なんも生かせてねえ!と思うと少し悲しいため、せめて一晩寝かせて推敲してから投稿したい。

 以上の理由により、365日投稿は断念するものとします。が、書くべきことが見つかったときにだけ書くルールにすると、「気づいたときに掃除するは永久に掃除しない現象」が起こることは火を見るより明らかなため、とりあえず水曜と日曜の週二回、お目にかかるべく頑張ってみます。じんめんは「やってみたら分かる派」に属しています。
 実は書くネタは毎日あります。
 そう、琵琶です。琵琶に夢中です。音色も姿も美しい楽器です。
 なのに、情報が少ない。現物に触れる機会がないのはもちろん、本も、邦楽の歴史書とか、昭和後期や平成までご存命だった名手たち、素晴らしい演奏の録音などはけっこう見つかるのですが、練習法とか触ってみて楽しかったよみたいな軽い本が、いっこうに見つからないのです。
 琵琶という楽器について、日本人なら一度は映画や漫画で見たことがあると言えば本当ですが、日本人なら誰しも馴染みがあると言ったら、確実に嘘です。
 とても残念な現状ですね。こんなに美しいものが一部の人にしか縁がないとは。 わたしは何でもやってみれば分かる派なので何でもすぐにやってみるのですが、そういう動きは誰にでもできるものではないのは分かります。
 とにかく新規参入にさいしての障壁でかすぎるので、体当たりで四苦八苦してるやつ(わたし)の実況中継が、新たな新規参入希望者(いるのだろうか?)(いないはずはない)の参考になればと記録を残すことにしました。
 体験レポートは人に読んでもらうことが目的なので、noteに書く意義も十分に確保できると思います。

 そういうわけで、日常のことと琵琶のことなど書き綴っていくnoteになるかと思います。よろしくお願いいたします。

2024/05/26

ヘッダー画像は楝の花です
「木のさまにくげなれど、楝の花いとをかし」のあれです。匂いはたいへん儚いのですが、満開の頃に木のそばを通ると、ふわっと香ります。初夏の風物詩です。

追記:投稿してから気づきましたがヘッダー画像、前回と同じや。
まあいいか。適当に行きます。水没に強い木なのでよく川辺に生えています。探してみてください。

日光と水と土とあなたの100円で、花が咲くかもしれません。