金を渇望し嫌悪する理由

日本人がお金を欲しがりながらも汚いものと感じる理由は、お金の存在が人をずるくさせてしまうから。お金は人を助けると共に堕落させ、欲しいものを引き寄せ、大切な物事を引き裂いていく。そんな強い力を持っているから。お金は神や悪魔を両方持ち合わせており、それは人間の鏡となりえよう。ならば日本人が嫌悪の印象を持つのは、人間の本性なるものを認めているゆえだろう。日本人が気持ちを表に表さないのは、人間の本質を理解している歴史があったからかもしれない。

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