カタカムナについて

私がこれまでに書いてきた古代史と神話の解釈は、それなりに高い解像度で真相に迫れているだろうという自負がありますが、当然ながら古代人に直接聞いたわけではないので間違っている点も多々あるはずです。
その細部をさらに突き止めて古代の人々がたどり着いた高みに少しでも近づきたい。それを実現する可能性を秘めている文献が、竹内文書、九鬼文書、ホツマツタエ、カタカムナ文献などのいわゆる古史古伝です。

私は古史古伝についてまだ少し調べ始めただけの段階。今のところ惹かれるものがあるのはホツマツタエとカタカムナ文献です。竹内文書は最近一部の都市伝説系YouTuberが推していることもあって人気のようですが、多くの学者が言う通り、江戸時代以後に書かれた創作、それも利己的な目的で書かれた創作である可能性が高いかなと、現時点では思っています。
他はまだ未調査です。


カタカムナは時間をかけて調べる価値はあると判断しています。ただしこちらも近年出版されたカタカムナ関連の解説本は、全てを読んだわけではありませんが少なくとも私が読んだものはデタラメな事が書いてあるとしか思えませんでした。
「カタカムナで運気が」とか「カタカムナを唱えればなんちゃらパワーが」とか書いてあったらその本は捨てたほうが良いです。

唯一検証する価値があると感じたのは、カタカムナ解読の一次資料たる「相似象会誌」だけでした。

そこに本当に古代の叡智がたとえ断片的にではあっても残されているのか、これから私自身で読んで判断したいです。

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