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願望を手放すと上手くいく理由

願望実現の世界でよく聞く話に

「願望は、手放すとうまくいく」

があります。

願いを叶えたいと思えば思うほど、執着になって叶いにくいぞという理屈。

「こうなってほしい!」

と思ったら、その時イメージしている

「こうなってほしい!」(つまり今は実現していない)

という状態がそのまま引き寄せられてしまうと。

思ったことがそのまま実現するのだから、強烈に何かを欲していたら、強烈に何かを欲している状態自体が叶ってしまう・・・という理屈です。

私自身、この理屈は、分かるような分からんような、いまいちピンと来ていません。

ただ、結論である

「願望は、手放すとうまくいく」

は同意します。

これは具体的かつ理論として解説可能です。

使用する理論は

・思考過多だと利己的になる

・直感的だと利他的になる

です。

この2点は心理実験で立証されています。

直感的なアイデアや行動は利他的、つまり他人の利益になる特徴があります。

人間、考えずにパッとやること・言うことは、他人に役立つのです。

一方、考えるほど人は、利己的=エゴいっぱいの対応をとりがちです。

エゴというと、悪者的ですが、悪者にしたいわけではありません。

ただ、よく考えるほど、その発言や行動は、自分の利益になる特徴があるのです。

考えすぎるほど、あまりにも自分の利益を主張しすぎることになり、

他者からは

「ワガママ勝手の度が過ぎる」

と批判や文句が出ます。自分だけ得して周りに損を押し付ける主張になるからです。

この知見に基づいて大学の先生が、授業で学生に

「アホな質問をしなさい」

「自分を賢く見せようとする質問は要らない」

と指示したことがありました。

「直感的に質問せよ」

「考えすぎて利己的になり過ぎるな」

ということですね。

しかし先生にこのように促された学生さんは、ものすごく困りました。

「”正しい”アホな質問」をしなければと考えて、皆さん余計に混乱されていたようです。

深く考えず、テキトーに思いついたことを、パッと言えばいいのです。

かんたんなことのはずですが、実際になんとか出てくる質問は、余計に思考過多で、複雑かつ混乱した質問になりました。

学生さんの立場なら、本当にアホな質問なんてできません。

なぜなら、他者(先生)から高く評価されたいから。

他者に高く評価されたい願望を持っているからこそ、自分を賢く見せたい。

それを「賢く見せるな、アホになれ」と言われても

「他者から高く評価されたい願望」を強く持てば持つほど、アホな質問はできないし、賢く見える質問がしたいのです。

でも、「他者から高く評価されたい願望」を満たしたいのなら、アホになって直感に任せるのが正解。

なぜなら、「直感的=利他的」だからです。

直感的にアホな質問をすれば、他人の利益になるのですから、当然ながら他者評価も高くなります。

でも、他者から高く評価されたいと強く思ってしまうと、思考が強くはたらいて、利己的すぎる対応をとります。

自分の利益にしかならず、他人の利益にならない(他人は損する)のですから、当然ながら他者評価は低くなります。

他者から評価されたいと思えば思うほど
他者から評価されないのです。

逆に、他者から評価されたいなんて考えずに直感に任せると他者から評価されます。

願望実現も同じで、こうしたいと強く思うほど思考が強くはたらいて、自分の都合や勝手ばかりの行動や発言になりがちです。

結果、他人からの評価が低くなって、応援や協力をえられず願望実現の確率も減ります。

直感と思考の関係って、おもしろいですよね。

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