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夜の参拝にオススメ「花園神社」in新宿

夜の神社参拝はしない方がいいと聞きます。

その説を広めたおひとりの著書によると、夜は幽霊が神社に参拝しているからだとか。日中は生きている人の参拝時間だけど、夜はそうじゃないというわけですね。

その説が本当に正しいのか、私は判断できません。ただ私も、夜の神社は怖く感じることも多いですし、幽霊特有の寒気を感じることもあります。一般論で無難に考えれば、夜間の神社参拝はしない方がいいように思います。

ただ、「ここは夜が例外的にいい」と感じる場所があり、それは新宿の「花園神社」です。アジア最大の歓楽街・歌舞伎町のすぐそばにある大きな神社です。

ご祭神は

倉稲魂神(うかのみたまのかみ)
日本武尊(やまとたけるのみこと)

倉稲魂神とは、要するに「お稲荷さん」ですね。

かつて「三光院稲荷」と呼ばれた時期があります。明治以前は神様と仏様が一緒に祀られていることも多く、稲荷神社と真義真言宗豊山派愛染院の別院である三光院が合祀(合わせて祀ること)されていたようです。

つまり元々お祀りされていたのは

「お稲荷さん(うかのみたま)+愛染明王」

ということですね。

会社員時代、新宿は異業種交流会の会合でたびたびオジャマしていたので、一次会でそそくさと失礼し、花園神社へ夜間参拝としゃれこんでいたものです。

夜の方が、花園神社はなぜか気持ちよく、風情も感じるのです。日中もいいのですが、夜の方がより良く感じます。

花園神社は、靖国通り沿いにあります。歌舞伎町をちょっと東に行った辺りで、あの猥雑な新宿のど真ん中にあります。

敷地に入ると、すぐに神風を感じ、結構パワーあるなと感じます。はじめて参拝する以前、つまり未参拝の頃は、もっと雑然とした、俗に近いような空間だと勝手にイメージしていましたが、全くの誤解でした。

俗どころか、東京の新宿とは思えないほど、空気が澄んで感じます。花園神社は、夜間も生きている人のための空間なのかもしれませんね。

夜間ですから、もちろん神社内の人通りは少ないです(全く無いことも多い)。しかし周囲には沢山の人がいて、欲望を排出しています。

もし幽霊がいるとしたら、神社の中にいるより、歓楽街で人に取り憑くことを選ぶのではないでしょうか。

神社は気持ちのいい空間です。そして幽霊も気持ちよくなりたい。想像ですが、だから夜間に幽霊も神社参拝するのだと思います。

しかし歓楽街と神社を比較したら、多くの幽霊は、歓楽街の気持ちよさを選ぶのではないでしょうか。欲望を満たしに来られた人たちに憑いて、幽霊も一緒に、間接的にですが、快楽を感じているのかもしれません。

花園神社はアクセスのいい場所にあり、夜間の出入りも自由です。新宿に来られた方は、昼夜問わず参拝してみてください。なかなかおススメです。

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