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私が写真を撮る理由

ある敬愛するライターさんに触発されたのでこのお題。でも今までこんなこと考えたこともなかったテーマだぞ。書きながら理由を探っていこうかなって感じで綴っていこうと思います。

僕が写真を撮り始めたのは中学校に入る前くらいの時です。写真が好きだったんじゃなくて、星を観るのが好きで天体写真を撮りたくて親に一眼レフ(もちろんフィルムの時代ね)を買ってもらいました。それで中学校の部活どうするか決めるときに、運動得意じゃなかったし、天体部とかなかったから写真部選んだのがきっかけです。
写真部って暗室こもって現像するんだよね。白黒写真。当時の写真部って「暗い、ひよわ、もてない」の代名詞みたいなイメージだったもんね。結局中学でも高校でも写真部だったんだけど、
もてなかったなあ~
彼女できなかったなあ~
おっと話がそれました。

でね。面白かったんですよ。写真撮って現像するの。今は写真撮ってすぐにパソコンで見られるけど、当時は、フィルム現像してネガつくって、暗室こもって、印画紙に焼き付けて、それではじめて完成するわけです。現像液の中でジワーって写真が浮かび上がってくるときの感動っていったらないですよ。そんなわけで、中学高校の6年間写真楽しく撮ってました。いつの間にか天体写真より普通の写真撮るようになってました(笑)

その後大学入って、なんか全然関係ないサークルにはいっちゃって、結局それにはまって4年間写真撮る暇なくなっちゃったんです。そして社会人になり、結局撮らなくて、そのうち結婚して、子どもができてで。
コンパクトカメラで家族の記念写真撮るだけになっていました。長いブランク期間に入りました。

そして、子どもの手が離れてきたころ、会社の仲間から「このカメラあげるよ」ってデジタル一眼もらったんです。だいぶ型落ちしたカメラ。
「中古で売っても1000円くらいにしかならないからさ」

こいつは手強かったよ。思った通りに撮れなくて。
そもそもフィルムじゃないし。
でもね。そこからリスタートしたんです。

そこから、デジカメの特徴をとらえ、パソコン上の処理を覚え、カメラを「もらいもの」→「リサイクルショップで見つけた少し後継の中古カメラ」→「ファミリー用の新品カメラ(型落ち)」とお金をあまりかけずに現在に至ってます。未だにカメラの機能は使いきれないけど、自分の使う機能は抑えたって感じです。

経緯の説明が長くなりました。
お時間のある方はこの後もお付き合いください。

『綺麗な景色を綺麗に撮る』
これ僕の写真のテーマ

ここはブレない。
綺麗に撮れたらうれしいから撮る。
簡単に言うとこれが撮る理由。
結論。

もっと綺麗な景色に出会いたい。
そしてそれを最高に綺麗に撮りたい。
自分の中で完結するものだったんだよね。

でも一昨年からちょっと考え方が変わってきた。
自分だけが楽しんでいたら、この子達(注:僕の撮った写真のこと)は僕の目にしか触れないんだよなぁ。
この子達に光を当ててあげたいなぁ
と思うようになりました。

そんでもって
フォトブックつくって
ホームページ立ち上げて
グループ展に出展して
個展開催して
現在に至る。

人に見せることを意識するようになった。
人を魅せる写真を撮りたくなった。

僕の写真を見て喜んでくれる人がいる。
こんなにうれしいことはない。
だからもっともっと魅せる写真を撮りたい。

私が写真を撮る理由。
これで充分かな。

最近もうひとつの理由ができた。

次のステージへ。
写真も撮れるクリエイターを目指すために。
自分の写真がきっかけとなってどんな世界が創造されるか見届けたい。

そのままでは人を魅せることができない、でも僕自身は好きな写真
この子達が輝く表現方法をつくりだす。

これが今のもう一つの写真を撮る理由
このことはその表現が確立されたときに、改めて詳しく書こうかな。





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