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追憶(#1)/MANKAI STAGE『A3!』 ACT2!~WINTER 2024~(2024年5月5日(日) 12:30公演)

2024年5月5日(日)。
私はMANKAI STAGE『A3!』 ACT2!~WINTER 2024~(12:30公演)を観劇した。

2024年3月23日(土)に北大阪急行延伸線が開業してからは初めて乗車する、Osaka Metro御堂筋線。
箕面萱野行の列車に乗車し、箕面船場阪大前駅に到着した。

Osaka Metro御堂筋線 箕面萱野行

新設された駅故、当然の事ではあるが、真新しく綺麗な駅構内だ。

Osaka Metro御堂筋線 箕面船場阪大前駅① 
Osaka Metro御堂筋線 箕面船場阪大前駅②

時刻はまもなく10:00になろうというところ。
私は早速公演グッズの購入へ向かった。
既に形成されていた本人確認待機列に並び、スタッフの方に公演チケットの確認及び本人確認をしていただいたのち、物販待機列へと進んだ。
どこからどう見ても私にしか見えぬだろうという写真が使用されているマイナンバーカードを提示したところ、スムーズに本人確認済の証であるリストバンドを巻いていただけた。
明言は避けるが、これまでのエーステ(関西公演)における本人確認は、アレがアレでアレだという噂で持ちきりだったので、少々身構えていたのだ。

本人確認済の証 リストバンド
物販待機列から見た景色①
物販待機列から見た景色②

前日の夜にオーダーリストのQRコードを発行していた私であったが、物販待機列に並んでいた際、他の来場者の皆々様が鞄に巻き付けているツイリースカーフがとても魅力的に見えた。
私はオーダーリストにツイリースカーフ『Risky Game』ver.を加え、QRコードを再発行した。
その後無事にレジへと案内された私であったが、私の前の方のお会計にトラブルが発生したようで、少々時間がかかっていた。
その間に、購入予定であったツイリースカーフ『Risky Game』ver.が売り切れたとのアナウンスが!
しまった、私は何としてもツイリースカーフを鞄に巻き付けたいのだ。
口頭注文も可能であったが、慌ててツイリースカーフ『剣に死す。』ver.をオーダーリストに加え、QRコードを再発行。
引き続き、前の方のお会計の終了を待った。
こちらが最終的なオーダーリストである。
何とも推しの分かりやすいオーダーリストだ。

推しの分かりやすいオーダーリスト
箕面市立文化芸能劇場 ロビー①
箕面市立文化芸能劇場 ロビー②
推しと箕面市立文化芸能劇場(エントランス)

以下が戦利品である。

物販 戦利品
推しと箕面市立文化芸能劇場(外観)

写真撮影時、突然の強風により、比較的軽い商品であるステージショットのみならず2wayアクリルスタンドまでバサバサと落下させてしまう私。
そんな私を、近くに座っていらっしゃった2人組が心配してくださった。
「大丈夫ですか!?」「あら、紬さんが(地面へ散らばっていく)…」
お恥ずかしい。
そして何より直射日光が眩しい。
私はお2人に対しナハハとはにかみながら、そそくさと日陰へ移動した。

ふと見上げた空が綺麗だった。
嗚呼、なんて良い日なのだろう。
定本さんのお芝居が見られる。
何だか素晴らしいクレーンのように見えてきた。
推しを添えてみよう。

推しと青空とクレーン

そういえば、起床後に200ml程のトマトジュースを飲んだきり、飲食物を口にしていなかった。
さらなる節約のため、先月からチケットの発券以外の用事でコンビニエンスストアに入店しないという誓いを立てている私であるが、観劇日くらいは良いだろう。
なんて素敵にinゼリー。

inゼリー マルチビタミン

そうこうしているうちに、早くも開場時間である。
舞台観劇を趣味とする私としたことが、1公演しか観劇できないということに落ち込むあまり、座席の場所の確認を失念していた。
2階席であるということしか把握していなかったのだが…6列2番…6列2番!?

MANKAI STAGE『A3!』 ACT2!~WINTER 2024~(12:30公演) 公演チケット
箕面市立文化芸能劇場 ロビー③

ガッツリ通路席ではないか!!
私は、アゲアゲ気分ハッピー笑顔で座席に向かった。

そして、本番が始まった。
お芝居についての感想は、肝要な要素であるが、ファンレターに書く予定であるため割愛する。
このnoteには、主に客降りのレポートを掲載したいと思う。

2階席下手側通路(5扉付近)、まず登場したのは雪白東さん(演:上田堪大さん)。
後方6扉から、柔らかな微笑みをたたえながら階段を降りてこられた。
5扉付近で紙吹雪をばら撒き、帰り際にこれまた柔らかな微笑みでお手振りに応えてくださった。
美しい。
なんとも美しい。
私は女神を見たのだろうか?
ところでその紙吹雪…いや、この話については後述させていただこう。

次に登場したのは、高遠丞さん(演:北園涼さん)。
私の左後方斜め30°くらいの角度から腕がヌッと伸びてきた故、驚いて振り返ってみれば、紙吹雪を1枚手渡そうとする高遠丞さんだった。
驚きも相まって、思わず「ありがとうございますッ!!」と運動部顔負けの大声が出てしまった。
何とも尖った配布角度である。
幸せは、目に見える範囲からやってくるとは限らない。
死角からもやってくるのだ。

最後に登場したのは、オーガストさん(演:和田琢磨さん)。
5扉からゆっくりと階段を昇ってこられ、スッと紙吹雪の束をこちらに向け、「回して♡(ニコッ)」と一言。
いや、本当に「回して♡(ニコッ)」だったのだ。
「回して。」でも「回して!」でも「回して?」でも「回して☆」でもなく、「回して♡(ニコッ)」だったのだ。
あの微笑みは罪深い。
死人が出ても不思議ではない。
しかし、ボヤボヤしてはいられない!
これが噂の!「回して」!
またもや「ありがとうございますッ!!」と運動部顔負けの大声を発したのち、突如使命感に駆られた私は、急いで自分の分1枚を手に取り、残りの束を右隣の方へと回した。
その瞬間、近くの座席から(恐らくオーガストさんに対する)「お、お優しいッ!!」という声が上がった。
この辺りの座席に貴婦人が!?
謎の貴婦人はさておき、オーガストさんの優しさは、しっかりと6列19番の方まで行き渡ったであろうか?

ところで噂といえば、雪白東さんからいただいた紙吹雪からはいい匂いがすると聞いたことがある。
…大変不躾な行動であることは承知の上だが、手渡しでいただいた2枚の紙吹雪を嗅がせていただこう(もちろん、これは帰宅後の試みである)。
高遠丞さん、オーガストさん、すまない。
………。
………。
………!!
こ、これは!!
無臭☆

以上、客降りのレポートである。

なお、我が推し月岡紬さん(演:定本楓馬さん)については、2階席の上手から中央辺りにいらっしゃるのを視認した。
キャラクターではなく演者さんについてのお話で恐縮であるが、定本さんのお姿を肉眼で拝見するのは2024年3月9日(土)に行われた「出張!植田鳥越「口は◯◯のもと」-博多の宴-」以来である。
心の中で「定m…紬さーん!!お元気ですかー!?残りの公演も頑張ってくださーい!!」と静かに念を送った。
……悪寒がしただろうか?

前日の夜にしっかりと振り起こしをしたblooming smileを踊りながら、ふと思った。
嗚呼。
カーテンコールだ。
もう終演だ。
寂しい。
「もしも帰りに 寂しくなったら」という歌詞が胸に沁みる。
こんな素敵な公演の後の帰り道など、寂しいに決まっている。
歌詞通り、「すぐに大声で叫んで」くれないだろうか。
帰り道であろうが、職場であろうが、いつでも\MANKAI!!!!!!/と叫んでくれて構わない。
……一抹の寂しさをよそに、公演は無事に幕を下ろした。

退場時にスタッフの方から紙吹雪を1枚配布していただき、劇場を後にした。
某劇場で勤務する身としては、地面に落ちている紙吹雪の対応に追われているであろう職員の皆様に思いを馳せざるを得なかった。
ソワレの開場時間が17:00であるから、マチソワ間の入れ替え作業にはそれなりのスピードが求められるはずだ。
しかも本公演を含め2.5次元のソワレは18:00開演が多い故、入れ替え作業のみならずクローズ作業もまた…うぅ、職業病が。
カンパニーの皆様はもちろん、劇場で勤務されている皆様にも感謝申し上げたい。
素晴らしいひとときを、本当にありがとう。

紙吹雪(高遠丞さん経由)と紙吹雪(オーガストさん経由)と箕面市立文化芸能劇場(外観)
箕面市立文化芸能劇場(外観)

最後に少しだけ、私のどうしようもない後悔を吐露させていただきたい。
定本さんが冬組のリーダーという役柄でご出演される初の単独公演。
劇中劇の主演ではないものの、何公演でも観劇したいに決まっている。
もちろん他の日程も可能な限り観劇したかったのだが、金銭的な問題もあり、全自名義で抽選申込を行うということをしなかった。
全力でチケットを取りに行かなかったのだ。
その結果、1公演のみの観劇という運びとなってしまった。
至極当然である。
その後一般発売期間直前になり、ほんの少しだけ金銭的余裕が生まれたため、あと数公演だけでもと悪あがきをした。
しかし一般発売では瞬殺、2024年5月5日(日)時点でのリセール、当日引換券、キャンセル待ち抽選券、いずれもあえなく惨敗。
私はこの1日、この1公演を全力で楽しむことにした。

……はずだった。
……涙の観劇から3日後。
……まさかキャンセル待ち抽選券によって観劇できることになるだなんて!

次回、「ただ箕面市に来ただけの人になりかけた人」!

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