1週間働いて

医療の現場も働き方改革!絶賛推進中!

医療従事者の勤務時間もタイムカードで管理され、過度な労働はさせないシステムを作りつつある。そのために、ミーティングの短時間化・回数削減などをしている。あくまで患者の診察にかける時間は減らさないで医療の質は担保していこうとしている。

個人的には非常にありがたい(笑)。しっかりと睡眠をとってフレッシュな気持ちで毎日の仕事をできる。先輩の研修医でいた、いつも無精ひげをはやして病院で寝泊まりするなんてしなくていい。研修医中も、余暇を楽しむことができる。

一方で、労働時間だけでなく、研修医に対する医師としての要求レベルも下がっている気がする。これは働き方改革が理由というわけではないと思うが。昔はいたといわれる怖い先生は少ないし、やさしく手取り足取り教えてくれる。そこに甘えすぎてはいけない。優しく教えてくれるのは、気持ちよく研修生活を送るうえではありがたいが、自分の医療に対する態度、向き合い方は要求レベルを下げてはいけないと思う。

患者への向き合い

医師が診断・治療を行っている行為が確実正しいということはありえない。現状でもっともらしい行為をしているにすぎない。新米の医師がしている行為が正しい確率なんて60%程度かもしれない。確証をもっていない行為なんてざらにある。だからこそ、少なくとも自分の行為に根拠・意図をもって行うべきだと思う。例えば血培で動脈採血をするにしても患者さんには相当の痛みがある。(自分の手技がなおざりでコンタミすれば、もう一度患者さんに相当の負担になる)だから、なぜ採血するのか、その必要性はあるのか、十分に検討し、妥当性の根拠を持つべきだと思う。さらに、その根拠をを検討できるようになるためには、問診、身体診察なども詳細にして情報を集めなくてはいけない。問診、身体診察で何をフォーカスするのか、患者さんから情報を引き出す聞き方、などなど学ぶべきことはたくさんあるなぁ!患者さんへの行為を根拠、責任をもってするには、たくさん学ばねば!



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