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HearthStone Japan Cup 2022 Summerに参加したら、一回戦からトラブったけどめちゃ楽しかったわよ。

はじめに

9月10、11日に開催された
HearthStone JapanCup 2022 Summerに参加しました。
(ハースストーンというカードゲームの日本一を決める公式Esports大会。)

登場人物


タグはBerkeley129#1796。ランクは底レジェ。ダイヤ5の大当たりローグにボコボコにされている。地元の先輩にお金を借りている。
天才3歳児現役女子高生。

参加動機

地元の先輩に2万円借りています。パチスロ勝てば返せます。ハースで勝てば返せます。賞金の5万円で返します。

エントリーまで

なんとなく大会に出られたらなとか、Bo3ルールでやりたいなとか思っていたら、日程的にも合うし、有名プレイヤーも出場してGlory、Posesi両選手に解説してもらえるかもしれない大会があるらしい。「でなきゃ。」と思いラダーを回して参加。Battelefyすら使ったことのない状態で参加しまして、アカウントを作るところから。エントリー自体はめっちゃ簡単で、アカウント作成から10分かからずにエントリー完了しました。

試合前の思惑とデッキ選択

デッキ選択

今回のデッキは

・アグロドルイド
・カースインプウォーロック
・クエストプリースト

の三種類を持ち込みました。

リストはこんな感じ。ドルイドの紋章1堆肥化1が結構ポイント。

理由としては
・大会当日にあったバランス調整を受けていない。
・特定のデッキに勝つ想定ではなく、コントロール、ミッドレンジ、アグロの速度を重視する
・自分のプレイングがカスでコントロールやローグに自信がない

といった感じです。8月上旬に復帰したばかりで、現状のコントロールデッキ全般に自信がないため、メイジやローグなどの特定のデッキに勝つというより、「どの速度のデッキが来ても勝つ」を重視して構成を組みました。なので、コントロール、ミッドレンジ、アグロそれぞれの中から一種類ずつデッキをピックしています。

デッキごとの勝敗は
ドルイド 1-0
ウォロ  3-0
クエプリ 1-3

といった感じでした。予想通りドルイドがBANされて、自信のなかったプリが足を引っ張った感じになりました。逆に触ったことのなかったウォロが頑張ってくれて良かったです。

各ヒーローの所感

・デモハン 
→xBlyzeが使っていたリストが候補だったが、ナーフされたヒトデ入りなら純粋なアグドルの方が良くね?という感じ。
・ハンター 
→クエハンしか考えていなかったが、あのナーフを受けたら大会では使えない。獣は思考が至らず。
・ドルイド 
→ランプはガフによる速度低下で無し。アグロは対コントロールに強く一試合につき一敗までしていいなら持ち込み得。
・パラディン 
→ヒロパで2マナ12/12が出るなら使ってた。
・プリースト 
→ナーフの影響を受けないかつ、クエプリの強さが頭一つ抜けている感じがした。大会終わって考えるとミラクルの方が強そうだった。
・メイジ  
→ナーフ後の30枚構成は大会では対応力がなく、40枚では火力遅延力不足なので厳しそう。
・ローグ  
→使うならLambyRogue。プレイスキルがなさすぎて諦めた。4Hero1BANなら絶対に入れてた。
・シャーマン 
→コントロールは強そうだが、それならクエプリ使う。
・ウォーロック 
→他のヒーローにミッドレンジで使えるレベルの強さのデッキがない。メイジ対面に強い。実は大会本番まで呪いは触ったことがなかった。
・ウォリアー  
→強くない。旧神とかの環境ならtier1。今がゴミカスなだけ。

対戦相手のデッキ想定について(トップメタだけ)

デモハン まあ勝てる。
クエハン 0マナヒロパまでの道のりが長くなり、どうやっても勝てそう。
ドルイド ランプにはアグドルをぶつけるか、コンプリで勝てる。アグロにはミラーにすれば絶対に負けない自信があった。
プリ   基本クエストだろうと思っていた。BANすればいい。ミラクルとボアに関して考えていなかった。結果ボアに負ける。
メイジ  30枚のデッキは40枚に圧倒的に弱いし、場所のバリューが落ちたので、40枚でも基本勝てると思っていた。ケルサスのナーフでモードレッシュやケルスザードの火力が落ちているので、速さで押し切るか自分のライフが15点以下にならないプレイングでカバーすれば勝てる。
ローグ  3回やったら必ず1回は負けるが、2回なら勝つ。
シャマ  早いデッキで押し切る。
ウォロ  他のプレイヤーは上から順番に強いデッキを持ってくると思っていたので、対面に出てこないだろうと思っていた。
ウォリ  フィボナッチが出ないと聞いたので想定しなかった。フィボナッチが出場してたらメタる。

大会にはコントロールで出たかったが、自分のカードゲームIQが低いため、基本的にはアグロで引き切って勝ち、プリで押し切って勝ちの予定だった。
アグドル→ウォロ→プリの順番で自信があったが、やはりクエプリがどうしても勝ちきれなかった。
もし自分が世界チャンピオンでなんでも使いこなせたのなら、
アグロドルイド、ミラクルプリースト、コントロールシャーマン
の構成にしていたと思う。
デッキ速度重視で勝ち切る戦略自体は悪くなかったと思う。強い人に当たるほどキツくなるが、慣れないデッキを持ち込んで一回戦敗退よりかは、速度有利と引きで運勝ちしようと思っていた。これは自分自身がコントロールを使える技量がなくて、デッキリストが公開されている大会だったからできたと思う。

試合開始

一回戦

そもそもBattlefyを使うのすら初めてで、わちゃわちゃしながら対戦へ。相手の方も大会初心者だったようで、我々はBAN選択をチャットで行なったまま試合をしました。(何を言ってるか分からねぇと思うが、初戦ではBAN選択画面を見なかったぜ)
自分はReadyを押していたけど、相手の方が押していなかったみたい。(これがのちに大変なことになりました。)

第一セット 相手(シャーマン)vs自分(ウォーロック)
マリガンが上手くいかず序盤の盤面を握られるも、AOEを引き込めたのとリソース管理がうまく噛み合い、呪いで押し切って勝ち。呪い型のウォロを使うのはこの試合が初めてだったけど、たまにラダーでやられるダークヴェインから4点呪いAOEの2回発動させるやつができた。

第二セット 相手(シャーマン)vs自分(クエプリ)
途中まではコントロールミラーらしい睨み合い。手札を開けるために出たミニオンをこちらが処理。シオターケアでクエは後半だけ残しておいたが、最終局面でどうしても渦巻を使わなければならないタイミングができてしまいクエスト達成。返しにシオターからインコまで出されあえなく窃盗される。負け。

第三セット 相手(ランプドルイド)vs自分(クエプリ)
今回もシオターケアでクエスト達成しない判断。相手がシオター使ったタイミングで達成したらミュターヌスされる。相手が月明かりの導きとゴルゴンゾーラでデナスリアス3枚作るが、甘えたデナスリアスに渦巻でまとめて破壊。ミュタられた時点からファティーグで勝つプランに切り替えていて、渦巻をデナスリアス、オニクシア対象に絞り込む。最終的に相手ハンド0、デッキ0になりファティーグで勝ち。これだけで40分かかった。

試合後
相手がReadyを押さず試合してしまった為、試合結果を記録しようとしたら出来なかった。焦りまくってサポートに連絡。なんとか運営側からBattlefyを操作してもらい試合結果を記録できた。他は3回戦終わったりしている中で、やっと1回戦が終わったので少し焦ったけど、「しゃーないか!」の気持ちになった。メンタルケアもレジェンド。
マッチに勝った時はあまり実感がなかったけれど、Battelefyの「勝利」と書かれた緑色の文字を見た瞬間に嬉しさが込み上げてきた。
サポートの皆さんHogeiさん本当にすみませんでした。ご対応本当にありがとうございます。

初戦突破。嬉しい。

二回戦

第一セット 相手(XLメイジ)vs自分(ドルイド)
先攻トログキープ出来る最強ハンド。徹底的に嫌なプレイができると思い、鼻から負ける気がしなかった。バフを引き込みリーサルを計算し切って勝利。
第二セット 相手(XLメイジ)vs自分(ウォロ)
そもそも呪い自体が、アリバイなどをすり抜けられるので強い。勝ち。

2回戦突破。やるじゃ〜ん。

この辺りからプレイ自体を意識していて、相手の早いプレイが来るタイミングでゆっくり考えたり、相手に考える時間を与えないように、でかい盤面を即座に作ってターンを返したりということを意識していた。

三回戦(ここで負ける)

チェックイン後、残り1分まで相手選手が来ない。トイレに行くタイミングを失った。そしてBANを間違えた。最悪な気分だった。

俺の5万円返してブリザード。

第一セット 相手(ボアプリ)vs自分(ウォーロック)
ここは体力30なので難なく勝ち。
第二セット 相手(XLメイジ)vs自分(クエプリ)
マリガンは良かったが、事件現場清掃が欲しいタイミングで密言崩、クエスト進行が2ターン遅れるなど絶妙な噛み合わなさがあった。ここは運負けではなく自分自身の練度不足を感じた。リソースの管理や、魂の案内者のタイミングなど最適解を逃し続けていた。判断が遅い。鍛錬が足りない。
第3セット 相手(ボアプリ)vs自分(クエプリ)
マリガンから7マナを2枚抱える大事故。
相手は7ターン目に剣を装備し、圧殺された。無念。もっと練度の高い動きができれば負けなかったのかなと思う。

総評

GGWP

まぁ初めて参加したMT権利の懸かった大会で三回戦まで行ければ上々でしょう!の気持ちです。嘘です。配信卓までは行きたかったです。悔しい。
ハース自体は2015、16年からプレイしていて競技シーンもずっと見ていましたが、仕事の都合から絞殺ワイヤーあたりで休止して今年の8月にまた復帰しました。環境も、使えるカードも全然変わっていたけれど、久々にラダーを回している間もずっと楽しかったですし、BYEも多い中で一回戦からしっかり勝てたあたりも良かったです。
自分自身がコントロール系のデッキが苦手なのはなんとなくわかっていて、それを埋める構築を考えて、結果コントロールでしか負けなかったので、課題はありつつもいい判断だったと思います。

コミュニティ大会も含めて大会初参加なのもあって、一回戦から試合結果の入力ができないという、とんでもないトラブルを起こしてしまったのですが、サポートがすごく手厚くて初心者でも参加できるとてもいい大会でした。今回特にお世話になったHogeiさんはじめ、運営サポートチームの皆さん本当にありがとうございました。

そしてセンキューブリザード!
だけど、シオターだけは早めに消してくれよな!


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