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86頁目 1階売場のご紹介

神保町本店での思い出や周辺のお店、現在行っているフェアなどを
100日紹介する<三省堂書店神保町100頁日誌>。
本日は1階売場のご紹介です!

また、1階売場担当に聞いた1階のオススメ本のご紹介もさせていただきます!!


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 1階売場は主に雑誌や各フロアのオススメの本や週の売上の良かった書籍などが置いてあります。

 現在雑誌は一時閉店を前にバックナンバーの取扱いがほぼなくなってしまっておりますのでご来店される際はご注意ください。


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 書籍以外ではレジとSC(サービスカウンター)、そして以前ご紹介させていただいた神保町いちのいちがございます。

 以前はレジは各フロアにあったのですが、200○年から1階へと全部移されました。久々にご来店されるお客様には良く驚かれたりします。

 SC(サービスカウンター)では以前は書籍の注文や各種検定の受付をやっておりましたが、こちらも3/31をもちまして終了させて頂いておりますのでご注意ください。


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 各フロアのオススメ本が彩る1階売場に是非一度お立ち寄りください!!



 そしてここからは1階スタッフのオススメする書籍のご紹介です!!

 素敵なコメントと共に1階のオススメの本を紹介して頂きました!

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タイトル:『MUSICA 5月号』

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コメント:昨日の「藤井風テレビwithシソンヌ・ヒコロヒー」観た方いらっしゃいますか?

また新しい「藤井風」を観ることができて、いい感じに藤井風の才能無駄遣いしてる感じがとても面白かったです🥰

雑誌『MUSICA』は通常5冊くらいしか入荷がない雑誌なので、風さんが表紙をやる!と決まってから、絶対にたくさん仕入れて応援したい…!!!と取次(出版社と書店を繋ぐ流通業者さんのようなもの)に頼み込んでたくさんご用意しました🎉✨😆

それでも発売からわずか1週間足らずで50冊売れております!!!残りあとわずかですが、今ならまだご用意がございます。お探しの方はぜひ。

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タイトル:『日経エンタテインメント!5月号』

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コメント:アニメ「SPY×FAMILY」最高ですよね。

動いてしゃべるアーニャの破壊力たるや。

実は去年のジャンフェスでひと足先に動いてしゃべるアーニャを観させていただいていたのですが、それにもかかわらず毎度「うぐぅ」と可愛さにやられています🤤

えぐぅ(江口拓也)のロイドも最高にカッコいいし、ヨルさんは漫画を読んでるときから早見さんで脳内再生されていたのでほんとにもう最高です。

「SPY×FAMILY」の面白さはまだまだこれから。楽しみですね。


4/4には9巻が発売されました。

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毎回各キャラクターが座っているこちらの椅子、実在するデザイナーズチェアなのです。

個人的に毎回表紙イラストが公開される度、表紙のキャラはいったいどんな個性を持つ椅子に座っているのだろう、と調べるのが好きです。

作者の遠藤達哉さんのこだわりを感じます。

そしてこれはどの漫画にも言えますが、カバーを外した表紙、通称”カバー裏”をチェックするのも好きだったりします。どんなにシリアスな漫画でもカバー裏では遊び心満載だったりするので楽しみです。「えっ、カバー外してみたことないよ?」と言う方で家に漫画がある方は要チェックですよ🥰

そしてそんな『SPY×FAMILY』が表紙の今回の『日経エンタテインメント!5月号』では漫画アプリ「ジャンプ+」の特集も。

ジャンプ+で連載している漫画の中での個人的推し漫画は、「ダンダダン」「怪獣8号」「2.5次元の誘惑」「推しの子」「ゴダイゴダイゴ」「アンテン様の腹の中」などなど。

完結してしまったものだと「タコピーの原罪」「地獄楽」も楽しみでした。

なんといっても面白い読み切り作品がたくさん更新されていて、それが無料で読めるので本当におすすめです。

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いま、出版社の無料マンガサイトやアプリがアツいですね。

個人的に好きなサイトは、


●マンガクロス

僕の心のヤバイやつ

など秋田書店の漫画が最新話無料で読めます。

(僕ヤバはいいぞぉ)


●トーチweb

トーチwebは本当に(完全に個人的な趣味全開ですが)大好きなサイト。

どの作品もほんとうに面白くて選びきれないのですが、中でもほんとに好きでいろんな人におすすめしている作品が

言葉の獣(鯨庭)

です。

人の発した言葉を”獣”として見ることで、その言葉の「真意」を捉えることができる共感覚の持ち主・東雲(しののめ)。言葉が好きで、詩に強い関心を持ちながらも、そのことに向き合いきれていないクラスメイト・やっけん。


この登場人物の説明を読んで、「惹かれるな?」という方はぜひ。1話無料で読めます。

そして単行本第1巻が5/7に発売予定です。当店の一時閉店の前日ですね・・・!


●コミックDAYS

コミックDAYSでは講談社の作品が読めます。

特に読み切りがたくさんありまして。これがまた最高なのです。

個人的に最近大ヒットした作品が↑上のリンク先の

『かけ足が波に乗りたるかもしれぬ』(菅野カラン)

「俳句もいいなぁ」と思える、まるで1本の映画を観終わったかのような読後感。文学が、人生を変える。そんな瞬間がある。


他にもこの1年くらいの作品だと、

このあたりの作品が好きでした。読んだあと脳が「ズガガガンっ!」ってなる感じ。(語彙力)

そして単行本1巻が爆売れした

『矢野くんの普通の日々。』も

実は以前読み切りで掲載されていたのです。

Twitterなどで反響が大きいと連載化されたりもするそうなので、「良いぞ」と思った作品はひとりで噛み締めてしまいがちですが(私もそうです)、作者さんを応援するためにも「面白い!」と宣伝していくのがベストだそうです。

なのでここにて宣伝させていただきました・・・


●マガポケ

マガポケではTwitterでも話題になったこちらが衝撃的でした。


●COMICポラリス

COMICポラリスではこちらを推したい。

こちらの作品も最初は読み切りで掲載され、反響が大きかったことから連載化されたもの。

単行本が発売になったときにはガンガン推していきたいな・・・


●pixivコミック

やっぱりpixivコミック。アプリでもwebでもどちらでも楽しめます。

pixivコミックで連載されているものが単行本になるとめちゃめちゃデカいですよね。漫画用の本棚に差せなくて困っています。皆さまはどうされているのでしょう。


●ヤンジャン

ヤンジャンのアプリでは4/28まで『ゴールデンカムイ』が全話無料公開しております。あと、ほんとうにもう少しで完結ですね。

無料公開されているこの機会にぜひ、未読の方には読んでいただきたい作品です。

キャラクターやストーリーだけでなく、アイヌ文化への理解も素晴らしいものです。

ほんとうに、絶対後悔させないので!ぜひ読んでいただきたいです。

(ちなみに漫画やアニメに偏見だらけのうちの父に、アニメ「ゴールデンカムイ」の1話を無理やり見せてみたらまんまとハマってしまい、「不死身の杉元のやつ続きはいつ見れるの?」と催促してくるほどに。)


と、ここまで「ジャンプ+」の話から派生していろいろなマンガサイトの紹介をして参りました。

本屋さんがなぜマンガサイトの宣伝を?と疑問に思われるかもしれませんが、漫画への入り口が広いことは良いことだと思っています。

読んでみたいな、と思っていてもいきなり単行本1冊買うのはちょっと…という方も、無料で読んでみることで「面白いじゃん。単行本欲しいな。」と思ってくれる良いきっかけになると思います。

『ゴールデンカムイ』の野田サトル先生は、なぜ全話無料公開するのかという問いに

一度無料で読んで頂いたとしても、単行本を集めて何度でも読み返したくなる作品だという自信があるからです。食わず嫌いでも読んで頂ければ好きにさせる自信があるから。読む前に偏見があっても好きにさせる自信があるから。

とおっしゃっています。

他の出版社さんがマンガサイトやTwitterなどで1話無料公開するのも「この漫画は面白い」と自信があるからだと思っています。

なので、「漫画や本は紙派だよ」という方でも(こんだけマンガサイトを紹介しているわたしも紙派なのです。)試しにマンガサイトを覗いてみるのもどうでしょう😊新しい扉が開かれるかもしれません。

そして、他にも皆様のオススメの漫画サイトなどあればぜひ教えていただきたいです🥰


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ここらへんで1階おすすめ本紹介に戻ります。


タイトル:『MOE 6月号』

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コメント:ヨシタケシンスケさん特集。

ヨシタケシンスケさんも大好きで、MOE展にも行ったりしました。

今、世田谷文学館で「ヨシタケシンスケ展かもしれない」を開催中。絶対行くのだ、と心に決めております。

今回の『MOE』では付録にクリアファイルもついています。おすすめです。

ちなみに今なら、三省堂書店のご近所さん書泉グランデさんの前にヨシタケシンスケさんの絵本バッグのガチャガチャがありますよーっ!!


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タイトル:『違国日記』

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コメント:明日4/25に9巻が発売されますね。

ヤマシタトモコさんは1階にて開催中の著名人選書フェアにもご参加くださっています。

フェア担当に、どうしてもどうしてもヤマシタトモコさんに依頼したい・・・とお願いしたらなんと、実現しちゃいました。ヤマシタトモコさん、お忙しい中ご快諾いただきありがとうございます。

はじめて読んだのは中学生のとき。私を漫画好きにした作家さんなのです。

神です。


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タイトル:『あなたのための短歌集』

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コメント:今、たくさんのメディアで木下龍也さんが取り上げられています。とても嬉しいです。

知り合いでもなんでもないのですが、地元が一緒なので個人的にとても応援している歌人さんです。

定期的に入荷するサイン本には、それぞれちがう短歌をサインとともに書いてくださっています。素敵です。

『あなたのための短歌集』は、短歌の棚はもちろん、後日ご紹介する2階で開催中の「岡野大嗣書店」、そして1階で開催中の著名人選書フェアの木下龍也さんのコーナーと、

道尾秀介さんのコーナー

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そしてお客様選書本コーナーでも展開中。

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(このお客様、実は私なのです。)

応募フォームからしれっと応募しました。お客様じゃないじゃん!というあれはなしです。

なので、発売当初に投稿したTwitterと文言がほぼ同じだったりします。


せめて違う文言にしなよ、というあれはなしです。

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「おすすめ本は3冊くらいで、コメントは3~4行くらいでお願いね」と言われていたにもかかわらずこんなに書いてしまいました。

1頁目から読んでくださっている方には、これを書いているのはあの時のあの頁のあの人だな、というのがバレバレだと思います😂

この度も駄文にお付き合いいただきありがとうございました🙇‍♀️


三省堂書店神保町本店の一時閉店まであとちょうど2週間。

本日も雨の中お越し下さった皆様ありがとうございました。

少しづつ棚の商品が少なくなっていくのはさみしいですね。売れた商品に追加はもうかかっていないので、これからもっと寂しい棚になっていくと思いますが、最後までお付き合いいただけますと幸いでございます。

「いったん、しおりを挟みます。」

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本日からエレベーターの広告も変わりました。撮影されてくお客様もたくさん見受けられました。

明日からはこんなしおりもお配りします。

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ご来店の際には記念にもらっていってください。

それでは、またお会いしましょう。

前半:note担当l、後半:1階担当K

2022.04.24





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