疑問を持ってそれを証明する

歴史を研究する時はもちろんですが、ある事柄に疑問を持ってそれについて調べてみるということが大切です。

山口県は中世長門国と周防国に分かれていました。
新幹線の駅は新下関・厚狭・新山口・徳山・新岩国と5つあります。それだけ東西に広い県です。
長門国にも周防国にも「阿弥陀寺」があります(長門国の阿弥陀寺は今は神宮になっています)。
同じ漢字ですが読み方が違います。
長門の方は「あみだいじ」と読みます。
平家が壇ノ浦で滅びた時、安徳天皇の遺体を引き上げた漁師の網が尊いことから、網が大事であみだいじと読むようになったと地元では言われてきました。
何故読み方が違うのかと疑問を持ち、地名辞典などで調べてみることが大事なのです。
こういう時には何を見たらいいのか。
歴史に関する「広辞苑」のような本を見つけておくのも勉強をするうえで必要なことなのです。
ちなみに吉川弘文館から出ている「国史大辞典」が一番参考になる辞典です。
図書館には必ず備えてあるはずですので興味がある方は一度見ることをおすすめします!
こうじゃないかなと想像してそれが正しいか違うかを調べてみる。そこからちょっとした研究が始まります。
疑問を持つことーそれが実は大事なことなのです。

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