最近のブルアカのストーリーに対する個人的な感想
※ネタバレ注意:ここ1年くらいのブルアカのメインストーリーとイベントストーリーの内容を含む。
結論から言うと、ここ最近のブルアカのストーリーはせっかく綿密に設定を組み立てたのに収束が早すぎる気がする。いくつか例を挙げると:
百花繚乱:シュロがレンゲとキキョウが百花繚乱の復活を諦めるように誘導したり、クロカゲを召喚させて百鬼夜行を火の海にしたり、ナグサを精神的に追い詰めたりしてたのに、そのストーリーのうちにやられて退散する結末。
夢が残した足跡:ユメ先輩が砂漠横断鉄道の権利を得る契約書を交わしたその日に残金を振り込むために自治区の外れにある銀行に向かった理由と手帳の行方が結局分からないまま、アビドス+ヒナがぽっと出のセトの憤怒を倒して終了。列車砲シェマタも破壊される。
ユメ先輩はホシノが分かる場所に手帳を置いたと言ってたから、「ああ、ここだったんだ!」と思えるオチを期待してたのに何もなかった。それと2年も手帳がどこにあるのか気にしてたのに、「ホシノは手帳の内容を想像しただけで立ち直れるのか」と少し思った。もちろん見つからなかったらそうするしかないけど。
列車砲シェマタに関しては「チェーホフの銃」みたいに物語に登場したからにはどこかで使用されてその脅威を知る描写があるのかと期待してたけど、何もないまま破壊されて終わるのは期待外れだった。
五塵来降(ごじんらいこう):申谷カイが戻ってきたのに、特にこれといったことは成せず、またすぐに矯正局に戻されるという結末。
「若返り現象」も何かあるのかと思ったら、キサキがカイを騙す為のものだったけど、キサキ1人が調子良くなったからといって、なぜ一度カイに負けて敗走したのに今度は倒せるようになってたのかがよく分からなかった。カイが作った仙丹は思ったより大したことなかったなと思った。
正直これらのストーリーは期待してた割には呆気なかったという印象。物語の設定を組み立てるのと同じくらい丁寧にオチも時間をかけて欲しいな。「こんなに長い間苦しかったのに、立ち直って問題を解決するの早すぎだろ」と思う。振り切って少しずつまた力を取り戻す描写があってもいいと思うんだよね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?